大きな転換が現実味
日本はこれまで、原油や天然ガスなどの化石燃料を海外に依存する構造から抜け出せず、国際情勢や為替の影響を強く受けてきた。しかし、その前提を覆す大きな転換が現実味を帯びている。
鍵となるのは、合成燃料(e-fuel)、人工光合成などの「作るエネルギー」と、日本近海に眠るメタンハイドレートという「掘るエネルギー」だ。
合成燃料とメタンハイドレート
合成燃料は、CO2と水素から液体燃料を生成する技術で、既存のインフラや自動車をそのまま活用できる点に強みがある。さらに、人工光合成などの次世代技術が進展すれば、より効率的に燃料を生産することも可能になる。一方、メタンハイドレートは「燃える氷」と呼ばれ、日本近海に豊富に存在する資源であり、実用化されれば国内で天然ガスを確保できる可能性を持つ。これらが組み合わさることで、日本はエネルギーを国内で生み出す「地産地消」の体制へと移行する可能性がある。
戦後の前提を覆す
これは「資源なき国」という戦後の前提を覆す歴史的変化である。エネルギーが自給可能になれば、産業構造も大きく変わる。エネルギーはもはや輸入して消費するものではなく、製造し、輸出する対象へと変化する。日本の強みである素材、触媒、精密技術はこの分野で大きな競争力を発揮し、新たな産業の核となるだろう。自動車産業にも大きな影響が及ぶ。電動化一辺倒ではなく、ハイブリッドや水素、合成燃料を含めた多様な選択肢を維持する戦略が現実味を帯びる。
エネルギー構造そのものを転換
さらに重要なのが安全保障への影響だ。エネルギー自給が実現すれば、原油価格の高騰や中東情勢に左右される脆弱性は大きく低下する。特にメタンハイドレートは国内資源として、非常時の供給源としても重要な役割を担う。もちろん、合成燃料のコストや再生可能エネルギーの確保、メタンハイドレートの採掘技術など課題は残る。しかし、これらはいずれも技術革新によって克服可能な領域であり、日本が最も得意とする分野でもある。「掘るエネルギー」と「作るエネルギー」の両輪によって、日本はエネルギー構造そのものを転換しようとしている。エネルギーを輸入する国から生み出す国へ。その変化は、日本経済と国力を強め、株式市場は異次元の上昇相場となるだろう。
潮流銘柄は?
潮流銘柄はMTG(7806)、FUNDINNO(462A)、プロネクサス(7893)。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール
マーケットバンクは1999年12月8日の設立から投資支援システムの開発・販売、金融情報サービス、投資売買助言、運用コンサル等を行っている。
2002年には画期的なペアトレード「ハイブリッドシステム」を開発。NHK番組「経済最前線」で紹介される。
2006年にテクニカル分析システム「マーケットルーラー」を開発。2007年にはテクニカル応用ツール「窓チャートシステム」を開発。2つの投資分析システムは全国の投資ソフト450本の中で共に人気ランキング1位となり、高い評価を得る。また、日経225先物運用システムを開発し、実践に活かしている。
代表の岡山憲史氏は1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて1万人超の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催。ゴールドマン・サックス投信、クレディスイス投信、野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、プロの運用担当者などを含む1万人超の参加者を集めて実施。コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)で、1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に増やすという高成績をあげ、文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2カ月間で1億円の資金を2億1600万円に倍増させ、6位入賞。
2002年 1月 NHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月 TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
2017年 1月 夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
2020年 1月 夕刊フジ「激闘!!株-1(カブワン)グランプリ」で優勝。
2022年 1月 夕刊フジ主催「株-1グランプリ」で優勝。
2024年 3月 夕刊フジ主催「株-1グランプリ」で優勝。
株式市場新聞、週刊ポスト、週刊現代、フライデー、月刊カレント等を執筆。
個人投資家に金融情報サービスを行っている。


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