再び5万7000円割れまで売られる場面も
2月第3週の東京市場は高市第2次政権発足による政策期待や18日までのニューヨーク市場の3指数揃っての続伸を受けて19日に日経平均は5万7700円台まで上昇する場面があったが、週末は3連休を控えていることもあり、再び5万7000円割れまで反落している。
トランプ大統領が日米関税協議に基づいて合意した「戦略的投資イニシアティブ」に絡む具体的な内容が報じられたことで関連銘柄が物色されていた。第1段では自動車・航空機・半導体の部素材の加工に使用する工業用人工ダイヤの製造プロジェクトが報じられて18日には旭ダイヤモンド工業(6140)が一時ストップ高まで買われ、翌日は第2弾として「次世代型原子炉の建設などを検討」と報じられたことで日本製鋼所(5631)や木村化工機(6378)、岡野バルブ製造(6492)などが値を飛ばした。
買い疲れ感も
ただ、第2弾が報じられると旭ダイヤが急速に値を消す動きになっており、資金の逃げ足は早くなっている。ネガティブ材料ではアドバンテスト(6857)が19日の11時にランサムウェアを伴うサイバーセキュリティインシデントが発生したと発表した事を受けて急落し、指数の押し下げ要因になっていたが、これまでの急ピッチな上昇から利益確定売りの材料にされたといえよう。全般的には決算発表が一巡して手掛かり材料難になっていたことや新年になっても大きな押し目無く上昇してきたことで買い疲れ感も出ているのかも知れない。
「ルービン」評価次第で半導体物色
今週は23日が天皇誕生日で東京市場は休場で国内は目立った材料はない。海外では25日のエヌビディアの4Q決算が最大の関心事になろう。市場予想のEPSは前年同期比71%増と高い伸びが予想されていることに加えて「ブラックウェルウルトラ」の3.5倍の性能を誇る「ルービン」の投入も予定されている。これらが市場の期待通りの内容となればAI半導体関連が再び指数を押し上げる可能性がろう。米国では中東リスクなどネガティブ要因がある一方、2月より開始された税還付が資金の下支えなる。週前半は様子見ながら押し目買いで対処したい。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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