買い場探し局面か【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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一気にボラティリティ高まる

昨日の東京株式市場は急落となりました。日経平均は5連敗で一気に25日線を割り込みました。20日付けの本紙にスキュー指数が160超という記事を書きました。6月に入って150を超えてきていましたので、気になって記事にしましたが、通常はスキューの上昇が止まり徐々に下げだしてからVIX指数の上昇と共に株価が急落するケースが多いため、まだ1カ月程度は高値圏でのもみ合いであろうと考えていました。しかし、通常は100~150程度で動くものが160まで上昇してしまったために一気にボラティリティが高まったということでしょう。

25日線割れで2万6500円近辺も

先週15日に上放れた日経平均は一目均衡表が三役好転して強気シグナルが点灯。期待が高まるところでしたが、17日に下放れの陰線形成でアイランドリバーサル形状となったことで三役好転はダマシであったことで上値はやはり重いという判断となりました。しかも、18日は前日の陰線と横並びの陰線形成。酒田五法では「下放れ二本黒」の売り線でした。更に昨日の急落により日経平均は2万7000円台に突入。18日の記事にも書いたように25日線割れとなったことで12カ月線の2万6500円近辺まであるかもしれません。

日経平均は短期急落急騰繰り返す

ただ、このような急変の場合は短期で反転するケースもあり、追随売りする局面ではありません。5月10日に日経平均は2万9685円高値まであり、一目均衡表の雲の上に抜け出しました。しかし、翌日には窓を空けての下放れとなり、3日間で2万7385円まで急落しました。その後23日間で再度2万9480円まで戻った訳で、今年に入って短期急落、急騰を繰り返しているのです。

タカ派発言修正されれば買い場

明晩、パウエル議長の議会証言が行われる予定です。時間外取引の米10年債利回りは1.4%を下回っており、金融市場が混乱している訳でもなく、ブラード地区連銀総裁のタカ派発言に対する修正が行われれば、今回の急落場面は買い場提供局面になるのではないかと考えております。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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