下げ幅1100円超える波乱
週明け21日の東京市場は急落しました。日経平均は953円安と今年2番目の下げ幅です。利上げ前倒し観測が強まったことで前週末の米株市場でダウが530ドル安と急落、リスク回避の流れが加速しました。主力株を中心に売りが広がり、一時下げ幅を1100円超に広げ2万8000円を割り込む波乱の展開で、東証1部の値下がり銘柄数は2044と95%近くを占める全面安商状です。
パウエル議長議会証言控え様子見
日経平均はきょうで4営業日続落で、2300円幅の下落となり、短期的な突っ込み警戒感は意識されています。ただ、22日にパウエルFRB議長の議会証言を控え、あすは様子となるでしょう。今回の波乱の要因になったブラード米セントルイス連銀総裁の22年中の利上げを示唆する発言を議会証言で修正されるようなら急反発に転じそうですが、でなければダメ押し見舞われる可能性があるからです。
シキノハイとトレックスセミが続騰
全面安のなかにあっても先端技術への政府支援が伝わった半導体関連の一角は底堅く、周辺の中小型株には大幅高に買われる銘柄が散見されました。推奨銘柄ではシキノハイテック<6614>とトレックスセミ<6616>が続騰、オキサイド<6521>も出直りの動きを強めており、きょうはシキノハイテックとオキサイド、栗田工<6370>などに追撃買いを入れました。あすもレーザーテック<6920>など半導体の中心銘柄の値動きを確認しながら、周辺の中小型株で逆行高する銘柄を狙う考えです。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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