需給イベント【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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寄り付きから売られ続落

昨日の東京株式市場は続落となりました。9月末配当権利付き最終売買日ということで権利取りの動きが出るかと思いましたが、意外なことに寄り付きから売られて一時239円安の3万1円まで下げる場面がありました。

高配当利回りの海運売られる

第1四半期決算で増配を発表し高配当利回り銘柄として買われた海運株が前日に続き大きく売られて場味を悪くしましたが、直近は個人投資家を主体に信用取引による買いが積み上がっていたために、日本郵船、商船三井、川崎汽船の主力3社が27日に最高値のところで陰線包み足となったことから、含み損拡大を避ける投げ売りが殺到したものと思われます。

上下に振らされる場面も

さて、本日は配当落ちとなりますが、自民党総裁選の投開票が予定されますので、取引時間中は開票結果待ちとなりそうです。また、9月末の配当再投資需要の発生(市場推計で8000億円程度)と日経平均の銘柄入れ替えに伴う売り需要の発生(同5000億円程度)と需給イベントが相次ぎます。そのため日中は上下に振らされる場面が多く出てきそうです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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