急落も買いの好機か【転ばぬ先のテクニカル】

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大発会からの上昇吐き出す

昨日の東京株式市場は急反落となりました。大発会からの上昇を全て吐き出す下落幅となりました。5日のNYでは12月開催分のFOMC議事録が公表されましたが、想定以上のスピードで利上げやバランスシートの縮小を示唆するタカ派だったことで、長期金利の上昇とともに株式市場に売りが持ち込まれました。

844円安の安値引け

そのためテック株に売りが殺到し、ナスダック指数は3.3%の急落。それを受けた東京市場はシカゴCMEの日経先物にサヤ寄せする形で195円安スタートも、その後も売りが継続して844円安の安値引けとなりました。日経平均は25日線まで落ちましたが、TOPIXは75日線割れ程度の下げにとどまりまっています。

ポジション整理とヘッジ売りが下げ助長

アジア各国の下落率に比べ、東京市場が際立って大きな下げになったのは、前日の取引でABNアムロが大量に日経平均先物を買い越していたので、恐らくポジション整理の売りを出したと思われれることに加え、FOMC議事録が公表される前に取引を終えた欧州勢が日経先物でヘッジ売りを入れたことが要因ではないかと思います。

海運株や輸送機器、銀行など強いセクター

NY市場次第のところではありますが、日経平均は25日線近辺が下値サポート機能を発揮すると想定すれば、押し目買いの好機ではないかと考えます。中でも海運株や輸送機器、銀行といった強いセクターに注目となります。

マザーズ三空形成なら買い

一方、前日に続き大幅安となったマザーズ市場ですが、昨日提示した61.8%押し水準に接近してきました。日足は二空形成となっていますので、本日の寄り付きで三空形成となるのであれば買いと判断します。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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