抵抗ライン突破【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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上値追い期待も売買代金の増加必要

昨日の東京株式市場は3日続伸しました。上値の抵抗ラインとなっていた200日線を突破し、ようやく上値追いが期待できる展開となってきました。ただし、2万7600円~2万7900円は累積出来高が多い価格帯であり、ここよりは売買代金の増加が必要となります。

NY主要3指数3連騰も…

NY市場も主要3指数が3連騰となりました。ただし、25日の取引終了後に発表されたグーグルの親会社であるアルファベットとマイクロソフトの決算は市場予想を下回り、時間外取引で両社共に7%程度の急落となっています。マイクロソフトの7~9月期決算は売上高、利益ともに市場予想を上回ったものの、クラウド収入が予想を下回った他、10~12月期の見通しも市場予想を下回ったことが嫌気されました。

深刻なのはアルファベット

深刻なのはアルファベットの決算です。7~9月期の売上高は前年同期比6.1%増でしたが、純利益が26.5%減と市場予想の11%減を大きく下回りました。検索などグーグル事業全体の広告収入は前年同期比4.3%増でしたが、そのうちユーチューブ部門の広告収入が1.9%減となり、ネット広告事業が曲がり角を迎えつつある兆しが出てきました。そのため、ナスダック100先物は2%超下落しており、26日のNY市場は反落するのではないかと思われます。

4日に空けた窓を埋める動き

しかし、そうした悪材料があるにも関わらず、日経平均は強い動きを継続しました。ここより売買代金が増加傾向となるならば、9月13日~14日に空けた2万8141円~2万8530円の窓を埋める動きになると思われます。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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