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メジャーＳＱ前にポジション調整売り
昨日の東京株式市場は続落しました。本日はメジャーＳＱを迎えます。そのため前日にポジション調整の売りが持ち込まれたようです。
ダウントレンド入りで下げ加速へ
この続落はテクニカル的には悪い形です。一昨日、日経平均の５日線が２５日線を下回るデッドクロスを示現。昨日は７５日線を割り込んできており、ダウントレンド入りとなってきました。一目均衡表では雲上限（２万７４２２円）に接近しており、雲の中に突入すると下げが加速すると考えられます。
ただしＳＱ通過後は方向転換の可能性
ただし、日経平均が大きく下げた割に、１月限プットオプションの出来高は薄く、本日のＳＱ通過後は方向転換する可能性があるのではないかと考えております。
株売り債券買いの流れ
７日の米国市場では１０年長期国債利回りが３．４２３％に低下しましたが、ナスダックは金利低下局面で買われるのが常なのに逆に売られました。このところ大手米銀ＣＥＯから来年の景気後退予測発言が相次いており、株を売って債券を買ったという資金の流れが起きたようです。ナスダックは２５日線割れとなっており、こちらもダウントレンド入りの可能性が出てきました。
需給フラット後の値動きを見る
年末株高というのが市場アノマリーですが、今年はクリスマスラリーは難しいのかもしれませんが、まずはＳＱ値と通過で需給がフラットになった後の値動きを注意深く見ていく必要がありそうです。
日々勇太朗
提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
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