2万7433.40円が陰転ポイント【転ばぬ先のテクニカル】

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どちらかに放れる可能性高い

昨日の東京株式市場は反落しましたが、値上がり銘柄999、値下がり銘柄756とマチマチの展開でした。このところ日経平均は2万7500円を挟んで上下300円のレンジ取引が続いています。ほぼ横ばい推移でありトレンドがありません。このレンジ取引が20日以上経過してきたことでソロソロどちらかに放れる可能性が高いと思われます。

通常GCは買いサインだが…

一昨日は25日線が75日線を上回るゴールデンクロスが示現しました。通常、ゴールデンクロス(GC)は買いサインです。しかし、直近のゴールデンクロスを振り返ると、意外な結果が出てきます。昨年4月19日に2万6985円でGCしたときは、その2日後に2万7580円高値を付け、その後5月12日の2万5688円まで下落していきました。その後6月7日に再度2万7760円まで上昇したところでGCとなりました。しかし、6月9日に2万8389円まで上昇後6月20日には2万5520円まで急落しました。

GC近辺が高値のケース多い

7月28日に2万7815円でGCしたときは、上昇継続して8月17日の2万9222円まで上昇。天井打ち後は10月3日の2万5621円まで下落し、調整一巡から徐々に値を上げて11月25日に2万8283円でGCしましたが、その前日の2万8502円を高値に本年1月4日の2万5661円まで下落していきました。このように移動平均線理論で買いとされるGCは実はその近辺が高値であったというケースが多いのです。

足元10本陽線積み上げる

さて、今回は如何に!?昨日の日経平均は一時2万7359円まで下げる局面がありました。仮にトレンドが下に発生する場合の日経平均の節目は終値ベースで2万7433.40円割れです。本年1月4日の2万5661円で底打ち後、1月11日に2万6446円まで上昇し、新値3本足が陽転しました。通常は新値3本足の伸びは7本程度ですが、足元は10本の陽線を積み上げています。この陰転ポイントが2万7433.40円です。

無理する局面でない

過去1年間の新値3本足チャートを見るとダマシの陰転1本が昨年8月と11月にありましたが、他の7回のケースでは数本続くことが見て取れます。足元は陽線本数が非常に多く、また騰落レシオ25日が130%台と過熱してきており、無理をする局面ではないと判断しております。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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