東京市場、NY離れ!?【転ばぬ先のテクニカル】

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東京独歩高も続かないこと多い

昨日の東京株式市場は5日続伸となりました。このところ、日経平均は強い反面NY主要3指数は調整しています。また、アジア市場が安くても東京だけが独歩高することも多くなりました。巷では、東京株式がNY株式離れしてきたと日本株優位説を唱える関係者が増えてきました。過去にもこんな局面はありましたが、近年は続かないことが多いのが事実です。

過去日本株優位の局面は…

日経平均とNYダウ、そしてドル円の相対チャートを確認すると、2021年9月~10月や2022円4月~5月のところが日本株優位となった局面です。

21年9~10月の時は菅首相退陣表明により次期首相期待で買われました。22年の4月~5月局面はドル円が115円近辺から130円台へ円安が進行した局面です。当初は円安を好感して株価は買われました。

米国離れの上昇はおおよそ1カ月

しかし、8月の130円近辺から10月の150円台の円安進行時は逆に下落しました。これは輸入インフレによる企業業績悪化懸念での下落です。このように米国離れと言われる上昇はおおよそ1カ月程度で長続きしていないということです。そうして、その後円高進行が進みだすと日経平均は崩れていきます。

ドル円節目抜けなければ株価下落も

足元のドル円は1月16日の127.21円で底打ち後137円程度まで円安が進行しました。この137円台には200日線(137.46円)や26週線(137.75円)が走っています。節目に差し掛かっており、抜け切れずに方向転換すると株価下落もあり得ます。

SQ通過後需給変化確認するまで様子見

騰落レシオが130%に乗せてきており過熱感も高まってきました。SQ通過後の需給の変化を確認するまでは様子見が良いように思います。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp

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