5日続伸と堅調地合い続く
9日の東京市場は5日続伸しました。日経平均は178円高です。前日の米国株市場はまちまちでしたが、ハイテク株や景気敏感株に押し目買いが入って引けにかけ戻り足になりナスダックやS&P500は小幅ながら反発しており、半導体関連を中心に買いが広がりました。あすにメジャーSQ、日銀金融政策決定会合、2月米雇用統計発表を控え、朝高の後は様子見に上げ幅を縮めましたが、下値では買いが入り堅調な地合いが続いています。
Aバランスが大幅高で実質最高値
引き続き個別株物色は旺盛で、プライム市場の値上がり銘柄数は1432と8割近くを占め、前場はマイナス圏で推移していたマザーズ指数も後場には上昇に転じました。推奨銘柄ではAバランス<3856>が大幅高で実質最高値、芝浦メカ<6590>も連日で最高値を更新しており、きょうはマイクロ波<9227>やプログリット<9560>JテックC<3446>、Gセキュリ<4417>、eWeLL<5038>へナンピンを入れ、東名<4439>を買い直しています。
円安が支えで欧米株に対する割安感も
メジャーSQに向けた買戻しが相場を押し上げているとの見方がありますが、日米金利差拡大に伴う円安が支えになり、欧米株に対する割安感からも先高感がさらに高まってきました。SQ通過後の需給の変化と次回FOMCでの利上げ幅拡大をどれだけ織り込んだのかを判断するうえで、当面の米国株の動きには注意が必要ですが、引き続き物色の流れを確認しながら強いトレンドの中小型株で値幅を狙っていく考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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