TOPIX年初来高値更新【転ばぬ先のテクニカル】

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続伸し調整完了サイン点灯

先週の東京株式市場は続伸しました。日足の日経平均株価は75日線や25日線を回復し、5日線が両線とゴールデンクロスしました。一目均衡表でもレジスタンスの雲上限を突破し三役好転が近づいています。週足では13週線をブレイクし、ストキャスティックスがゴールデンクロスし調整完了サインが点灯しました。

TOPIXは8カ月連続上昇し年初来高値

8月相場の日経平均は552円安の3万2619円で取引を終えました。日経平均は2カ月連続下落となりましたが、今年の大発会に2万5661円安値から6月高値の3万3772円まで6カ月間暴騰しましたので年初来高値、当然の一服といったところ。しかし、東証株価指数(TOPIX)はというと、8カ月連続上昇しており、幅広い銘柄に買いが続いていることが分かります。そして週末9月1日のTOPIXは8月1日高値を抜き、年初来高値を更新しました。

TOPIX主導の上昇顕著に

春先の海外勢の日本株買いが活発化した時期は日経平均主導の上昇でした。NT倍率をみると5月10日の13.91倍から6月16日には14.69倍に上昇。日経平均の年初来高値は6月19日でしたが、一方、TOPIXは週末高値更新までは8月1日だっただけに、6月以降はTOPIX型で買われていたということです。そして週末のNT倍率は13.92倍まで低下してきており、TOPIX主導の上昇が顕著となってきています。

TOPIX型にポートフォリオ組むべき

日経平均は6月高値以降、上値、下値を切り下げる三段下げとなりましたが、TOPIXは1月安値からの上昇で3月、7月、8月と調整局面がありましたが、その都度、高値、安値は切り上がった形となっており、上昇相場が継続していることが分かります。なかなか大きな上昇相場を展開しており、TOPIX型主体にポートフォリオを組むべきでしょう。

日経平均日柄変化日は昨年変化日に該当

さて、日経平均株価でみる日柄変化日は昨年の変化日に該当することが続いています。このお話は8月16日にご紹介し、17日前後で底入れ転換の可能性を指摘しておきましたが、翌日の18日に日経平均3万1275円で波動転換となりました。となると、次の変化日はどこか?ということに注目せねばなりません。

昨年の相場の流れと変化日

昨年は8月の年間高値から下落し、9月7日に2万7268円で一旦底打ち。その後9月13日に2万8659円で戻り高値をつけ、10月3日に2万5621円まで急落していったことから、9月7日、9月13日、10月3日が一時的にトレンド転換する変化日として注目しておきたいと思います。更に10月3日底打ち後は11月24日に2万8502円まで急速に上昇していき、そこから今年の1月4日まで急落するという流れでした。

7日前後に一旦高値付け13日前後まで調整

足元の急上昇で短期騰落レシオが過熱気味になってきました。今の上昇が続くならば、今週7日前後に一旦高値を付けたあと、13日前後まで調整があるかもしれません。そのあたりを加味しながらポジションを組み立てていきたいと考えております。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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