前半相場を振り返って【転ばぬ先のテクニカル】

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6月相場は高値追いで2カ月連続陽線

早いもので今年も半年が経過しました。まず、6月相場は前月比1095円高で、月足は続伸となりました。3月高値から4月安値までの調整局面は6カ月移動平均線が下値サポート。6月相場は一時6カ月線を割り込む場面もありましたが、その後は高値追いとなり2カ月連続の月足陽線形成となりました。

約3カ月の三角保ち合い決別し上昇トレンド入り

6月相場はメジャーSQ月でしたが、3万8535.35円のSQ値を割り込んだのは2日間だけで堅調推移となりました。なによりも4月半ばから10週間13週線に上値を押さえられてきましたが、最終週に突破したことで、約3カ月続いた三角保ち合い相場から決別し、新たな上昇トレンド入りへの足掛かりを築いたことは評価されます。

TOPIX年初来高値更新し物色に広がり

また、TOPIXにおいては6月末で年初来高値を更新し、物色の広がりを感じることが出来る動きとなりました。

大発会安値に急速な値上がり

さて、今年前半相場を振り返ると、日経平均は前年末比6118円高となりました。大発会は一時770円安の3万2693円まで売られる波乱の幕開けとなりましたが、この日が年初来安値となり、その後は3月22日の4万1087円まで急速な値上がりとなりました。

半値押しまで調整下落のあと7割程度取り戻す

その後、急騰の反動で4月19日には大発会からの上げ幅の半値押し水準となる3万6733円まで調整下落となりました。そして小回り3カ月で下げ幅の7割程度を取り戻してきました。

4月の波乱は上昇トレンドの中での一時的調整

相場格言に「半値戻しは全値戻し」というのがありますが、この格言の意味は、上昇トレンドの半値押しは一時的な下落のため買い、下落トレンドの半値戻しは一時的な反発のため売りという解釈であり、7割を取り戻したということは、4月の波乱は上昇トレンドの中での一時的な調整局面と言えるでしょう。

年後半相場では全値戻しを目指す

その意味では、6月相場で13週線上を回復してきた意味は大きく、年後半相場では全値戻しを目指す展開が予測されます。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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