5日続伸し日経平均、TOPIXとも最高値
本日の東京株式市場は5日続伸となりました。日経平均は3月22日以来、終値ベースでの最高値を更新。そしてTOPIXが1989年の高値を抜き、史上最高値を更新しました。
3万8000円割れがあると考えていたが…
6月24日の当欄で相場に変化の兆しが出始めた感触をお伝えしました。この日の前日のNY市場で世界の相場をけん引してきたエヌビディア株が急落。そのため指数寄与度の高い値嵩半導体株が売られることで、筆者はもう一度3万8000円割れがあると考えていました。
13週線回復してから1週間程度で一気に最高値
ところが、その日の東京市場が真逆に上昇したことで、小回り3カ月の調整が終わり、13週線を回復してからはTOPIX型の上昇に転じる可能性をお伝えしました。そこから1週間程度で一気に日経平均4万円台回復やTOPIX最高値更新とは恐れ入りました。ジリジリ上げて、上げに拍車が懸るのは8月だと思っていましたので少々速すぎる印象です。
サイコロ、乖離率など各指標は過熱気味
昨日から、過去12日間の勝敗は10勝2敗(勝率83.3%)となっています。過去12日間の勝敗のことをオシレーター系の指標でサイコロジカルラインと言いますが、75%(9勝)以上は買われ過ぎ、25%以下(3勝)は売られ過ぎとされています。また、日経平均の25日線乖離率が5%近く開いてきました。この2日間、寄り付きは上放れスタートとなっており、寄り値で二空形成です。
上放れスタートなら一旦利食い売り
勢いに乗って3月22日高値の4万1087円を超える場面もあるかもしれませんが、過熱サインが点灯してきており、明日も上放れスタートとなれば一旦は利食い売りだと考えます。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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