バイデン氏撤退表明【転ばぬ先のテクニカル】

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不透明からリスクの高まりを嫌気

やはり!というべきか、バイデン氏が大統領選からの撤退を表明しました。バイデン氏はハリス副大統領を支持するとしましたが、指名ではありません。マスコミは早くも副大統領候補探しに移っていますが、ハリス氏以外の立候補者が出る可能性もあるようで、民主党の大統領候補が決まるまで暫く時間を要するようです。撤退表明直後の世論調査ではトランプ氏がハリス氏を3ポイントリードと伝えられており、マーケットは先行き不透明からリスクの高まりを嫌気しだしています。

S&P500崩れ足となるのか注視

それを先取りしたように、S&P500は3日続落となり、週足ローソク足は最高値で陰線包み足となりました。S&P500の陰線包み足を遡ると、直近では2022年1月の最高値時に4796ポイントの高値で出現し、そこから22年10月の3577ポイントまで大きな下降トレンドになりました。今回も同様の崩れ足となるのかどうか注視せねばなりません。

日経平均25日線早期復帰か戻り売りポイントか

本日の東京株式市場は4日続落し、日経平均は明確に25日線を割り込んできました。早期に復帰できるのか、戻り売りポイントになるのか注目段階を迎えています。日経平均は4月安値から7月高値までの上げ幅の半値押し(3万9579円)水準まで下げてしまいましたので、この近辺で止まらない場合はフィボナッチ38.2%押しの3万8906円まで下げる可能性が出てきますので、そこは避けたいところです。

本邦輸出企業の上方修正進みだすか

さて、今週は3月期決算企業の第1四半期決算発表がスタートします。23日(火)にニデック、25日(木)に富士電機、富士通、日産自動車、中外製薬、26日(金)に信越化学、キーエンス、スクリーンHDなどが予定されています。また、米国では23日にテスラ、アルファベット、コカ・コーラ、24日にIBM、25日にダウインクとハネウエル、26日にスリーエムなどです。本邦輸出企業の上方修正が進みだすのかどうか、米国の消費は落ち込んでいないのか、などが焦点となりそうです。

経済指標は米6月PCEが最大注目

また、経済指標では週末26日の米国6月の個人所得・個人消費支出(PCE)が最大注目となりそうです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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