売り先行も押し目買い入り一時プラスに浮上
本日の東京株式市場は3日ぶりに反落しました。7日のNY市場が反落したことで、寄り付きの東京株式市場は売り先行スタートとなりました。日経平均は一時、前日比882円安の3万4207円安値までありました。その後、押し目買いが入り、133円高の3万5222円高値までありました。
トレンドが見えるまで慎重に対処
882円安からプラス転換する局面を見せられると、買い損なったかと心がザワザワしてしまいますが、ここは冷静にトレンドが見えるまで慎重に対処せねばならないところです。本日の日経平均の上下幅は1015円。今週5日の上下幅が4145円、6日が2834円、7日が2110円でしたので、まだまだボラティリティは高いのですが、徐々に落ち着きつつある印象です。
コロナ暴落かブラックマンデーか
ここでの注目点は、コロナ暴落のような1点底となるのか、ブラックマンデーのような2番底形成となるのかどうかです。新NISAで初めて投資を始めた人たちは、今回のような暴落経験がなく、ネットなどで過去の暴落局面を検索などして対処法を探っていることでしょう。
コロナ暴落なら5日の3万1156円で底入れ
直近の1点底から急騰開始したコロナ暴落だけを調べていると、8月入りからの3日間で日経平均が7642円も暴落し、その後2日間で半値戻しに近い3631円上昇すれば、5日の3万1156円で底入れと考えても不思議ではありません。
ブラックマンデーなら再び急落
しかし、昨日もお伝えしましたが、1987年のブラックマンデーでは、10月20日に3836円安した翌21日に2037円高と猛烈な反発を見せ、22日も457円高と続伸し下げ幅の65%を取り戻したことで、暴落は終わったと思われました。しかし、23日は1203円安と再び急落し、その後、20日の2万1910円を割り込み11月11日のザラ場安値2万513円まで大きく下げて、ようやく底打ちとなりました。
底入れしたとも言い切れず
つまりブラックマンデーの暴落はいったん2日間急反発した後、その戻り高値から再び下げて短期間で二番底をつけに行ったのです。今回も8月5日の暴落から2日間続伸しましたが、本日は反落。ただ、値幅が小さくなったことと、日足ローソク足は3日連続陽線のため判断に迷うところです。また、5日の大陰線に対し6日は陽線の孕みとなったことで最初の底入れシグナルが点灯していましたが、赤三兵とならなかったことで底入れしたとも言い切れません。
内外のシグナルを丁寧に観察
気になるのはNY市場です。東京市場に比べて小さな調整下落なのですが、NYダウは2日連続で上髭形成。75日線を超えると売りが出てきているようです。ナスダックに至っては一目均衡表で三役逆転となっており、雲下限がレジスタンスとして機能しています。週足での三役逆転も近づいている印象で、予断を許せません。ここは内外のシグナルを丁寧に観察せねばならないところです。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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