4日続伸し一時3万8000円台回復
本日東京株式市場は4日続伸し、日経平均は一時3万8000円台を回復する場面がありました。3連休中のNY市場は小幅高でしたが、為替市場でドル円が144台に売られたこともあり、シカゴの日経平均先物が急騰したことで寄り付きの東京市場は買い先行スタートとなりました。
売り買い交錯する場面で一気に抜け切れるか
ただ、先週木曜日から買い先行スタートしているため、日経平均は三空形成となっています。また、3万8000円台には75日線、13週線、26週線などが収斂しており売り買いが交錯する場面。一気に抜け切れるかどうか真価が問われる局面です。
円高修正なら9月2日高値3万9080円突破も
ドル円は25日線(143.62円)を回復してきました。143.22円に走る5日線が上向きに転じてきており、明日にもゴールデンクロスしそうな位置となっています。円高修正となる場合、162円から139.57円に対する1/3戻しの147.04円がターゲットとなりえます。その場合、9月2日の3万9080円高値を突破する可能性が出てくるでしょう。
NY市場調整しやすい週で急速に値を消す展開も
もっとも、今の東京株式市場は円安+NY株高が上値追いの条件となっています。そのNYはダウ平均が3日続伸ではありますが、小さな陽線の駒を並べており、S&P500とナスダックは陽線1本、陰線2本の並びとなっており上値追いとはなっていません。先週末にメジャーSQを通過したことで、通常であれば今週のNY市場は調整となりやすい週なので、上値遊びから5日線割れとなると急速に値を消す展開もありえます。
自民党総裁選は決選投票へ
今週の最大注目ポイントは週末27日の自民党総裁選です。公示日以降、候補者の討論会が連日開催されてきましたが、各種メディアの状況を鑑みると、石破氏、小泉氏、高市氏の3人の内の2人が決選投票に進みそうです。大きな流れとしては党員票に強みがある石破氏は決選投票には残りそうな情勢。小泉氏は当初の人気に陰りが見えているようです。討論会を重ねてみると、政策面などの準備不足が否めず支持率を落としている感じです。一方で政策通の高市氏がジリジリと勢いを増しているようです。
キングメーカーの力がどう働くかが総裁選を左右
ここからはキングメーカーの力がどのように働くのかが総裁選を左右しそうです。菅元総理と麻生副総裁は水と油と言われています。小泉氏の背後にいるのは菅元総理であり、麻生氏にとって最悪の展開は、石破氏と小泉氏の決選投票と言われています。
小泉支持者と高市支持者との力関係が重要
となると、ここからは決選投票に進む見込みのない候補者陣営への働きかけが激しくなるはずです。となると、麻生副総裁は、高市氏が残るべく、工作を行うはずです。今回の自民党総裁選は、この後の総選挙の顔を決めるという位置づけです。石破氏では自民党の刷新感がないと考えられるため、小泉支持者と高市支持者との力関係が重要となるはずです。
石破氏はネガティブで小泉氏なら初動は「買い」
この3者が総裁になった場合のマーケットの反応として考えられるのは、石破氏が勝利した場合には、株式市場全体にネガティブ反応する可能性が高いでしょう。石破氏の政策運営や経済政策の不透明感が強いからです。小泉氏が勝利した場合、海外投資家の初動は「買い」で反応するでしょう。国民的な人気が高いという他に、憲政史上で最も若い総理が誕生することに反応すると思われますまた、父純一郎氏の政権時にはブッシュ米大統領との蜜月関係を維持したことも息子の好感度に浮かぶはずです。
高市氏はメインシナリオではないが強烈な買い
さて、海外投資家にとって、高市氏が総理になるという予想はメインシナリオではないでしょう。そこへ「初の女性総理」の誕生となると、インパクトがあるはずで、強烈な買いが入ると考えられます。また、積極財政によりデフレ脱却を重視するアベノミクス路線の継承を唱えていることから、サナエノミクスという新たなテーマが浮上すれば短期間に資金が流入する可能性があると考えます。
総裁選は取引時間中に決まるかどうかは微妙
総裁選投票は27日の13時から。決選投票になった場合、取引時間中に決まるのかどうかは微妙なところですね。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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