反落スタートも押し目買いに続伸
本日の東京株式市場は反落スタートも、その後、押し目買いが入り続伸となりました。
米主要3指数反落ながら下げ幅縮小
30日の米国市場は主要3指数ともに反落。米連邦準備理事会(FRB)は、米連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り金利据え置きを決定しました。声明文では、インフレの高止まりや強い経済が強調されたことで、今後の利下げに慎重な姿勢を示したと受け止められ売られましたが、パウエル議長が会見で、声明でのインフレ鈍化進展を巡る文言削除が政策シグナルではないと確認。しばらく様子見姿勢としたいことを表明したため、下げ幅を縮小し終了しました。
エヌビディアに中国向け販売規制強化を検討
また、トランプ政権がエヌビディアに対し、中国向けの販売規制を強化することを検討していると伝えられました。これは昨日お伝えしましたが、ブルームバーグ通信が、中国のスタートアップ企業「DeepSeek」の関係者が、対話型AIサービス「ChatGPT」を開発した米オープンAIからデータを不正に入手した可能性があるとし、オープンAIと、提携する米マイクロソフトが調査に着手したと報じていたことへの対応ということでしょう。
好決算発表のアドバンテ朝安のあと徐々に上昇
さて、日米共に決算シーズン突入となりましたが、国内半導体大手のアドバンテが昨日引け後に決算を発表。生成AI向け好調で今期純利益2.7倍に上方修正。2期ぶり最高益で配当を今期末20円配、年39円配実施という内容でした。当然、本日は買い気配スタートと思われましたが、寄り付きはなんと18円安の8500円スタートで、その後、徐々に上昇して9106円高値までありました。
三井住友FG高進捗も上方修正なく出尽くし
また、メガバンクの1つである三井住友FG。3Q累計の最終利益は前年同期比43.3%増の1兆1359億円で、通期計画の1兆1600億円に対する進捗率は97.9%。非常に良い内容の決算ですが、進捗率の割に上方修正がなかったことが残念で、出尽くし的に売られました。DeepSeekの影響か、決算に対する反応が芳しくない印象。
メディア・IP黒字化しゲーム損益も予想上回る
そんな中、見どころがあると感じたのがサイバーエージェント<4751>です。メディア事業でセグメント変更がありました(従来「その他」となっていたものが「メディア・IP」に統合されました)が、インターネットテレビ「Abema」の損失が減少し、メディア・IP事業が黒字化したことは評価できます。また、インターネット広告が好調に売り上げを伸ばしたことと、ゲーム事業の営業損益も予想を上回りました。
約2年来高値に接近し出来高急増で押し目狙い
本日の株価は寄り天の陰線形成となりましたが、2021年6月高値(2441円)から2年間下げ続け、23年10月の756.3円で底打ち。その後、昨年4月に1136円高値を経て8月に797.5円で二番底形成。昨年12月の1162.5円高値で二段上げへと進み、本年1月15日の1021.5円を経て約2年来高値に接近。出来高も急増しており押し目は狙いたいところです。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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