5月SQ値割れ【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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米国債格下げの影響は限定的との見方が大半

本日の東京株式市場は日経平均が4日続落となりました。先週末16日のNY取引終盤に、格付け会社大手ムーディーズが、米国債の格付けを最上格の「AAA」から「Aa1」に1段階引き下げを発表。格下げ理由は、政府債務増加懸念ですが、既にS&Pやフィッチェは格下げを先んじて行っており、後追いしたに過ぎず、影響は限定的との見方が大半です。ただ、為替市場ではドル売りに傾いており、ドル円は25日線の走る144円フラット近辺まで円高となるかもしれません。

75日線割り込めば25日線近辺まで調整の可能性

本日は5月限オプションSQ値である3万7572.13円を割り込んできました。25日移動平均線との乖離率は先週13日の9%超から足元4.5%程度に縮小し過熱感を冷ましてきました。現在、その25日線は、足元で日々240円程度上昇しており、本日は3万5875円程度に上昇してきました。右肩下がりの75日線(3万6795円近辺)がSQ値に次ぐ下値支持線となりえますが、ここを割り込んだ場合は25日線近辺までの調整下落が起こる可能性が高いと考えます。

EPS急低下も時間の経過とともに上方修正へ

ところで、先週末で決算発表が一巡しました。日経平均の一株利益(EPS)はなんと2186円となってしまいました。2月後半に2560円程度で推移していたことから400円弱低下してしまいました。
そのため、本日の株価収益率(PER)は17.15倍となっており、割高水準となっています。ただし、今回の決算発表では、トランプ関税を考慮して、会社計画を慎重に見積もった企業や、中には計画自体の発表を見送った企業もあるために、今後は時間の経過とともに上方修正されると思われます。恐らく第1四半期決算が出てくる7月ぐらいと予想します。

当面はボックス相場を形成しつつ個別物色

そこまでは余程の好材料が出てこないと上値は限定的で、当面はボックス相場を形成しつつ、個別物色中心の展開ではないでしょうか。

日々勇太朗

 

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