値嵩半導体株が牽引し4日ぶり反発
本日の東京株式市場は4日ぶりに反発しました。3日のNY市場はS&P500とナスダックが続伸、NYダウは4日続伸となりました。朝方はOECD(経済協力開発機構)による世界や米国の成長率見通しの引き下げが重荷になる場面がありましたが、4月の米雇用動態調査(JOLTS)で求人件数が予想を上回ったことや週内に米中首脳が会談し、貿易協議が進展するとの期待から半導体関連銘柄中心に上昇したことで、東京市場でも値嵩半導体株が牽引する格好で日経平均中心に上昇しています。
当面は個別物色中心の動き
ただ、週末には米5月の雇用統計の発表があることや、15~16日にG7サミットが開催され、そこで日米首脳会談が行われると見られており、日米関税交渉が合意に至ることが出来るのかどうかを見極めたいところもあり、日経平均は5日線に上値を押さえられています。当面は個別物色中心の動きになるのではないかと思われます。
半導体・FPD関連拡大で積極投資
ということで、小型株ですが、トーカロ<3433>が面白いかもしれません。高機能皮膜を形成する溶射加工最大手で、半導体・液晶製造装置部品向けが主力です。生成AIやデータセンター関連の需要増を追い風に、半導体分野の受注が増加。今期は半導体・FPD関連が拡大する見込みで、需要増に対応するため、東京と北九州の両工場で新棟を建設するほか、海外でも新工場を立ち上げるなど、積極投資を推進しています。
業績好調増配で財務内容健全
5月9日発表の25年3月期営業利益は前期比33.4%増の122億円。26年3月期会社計画営技業利益は同5.9%増の130億円を計画。年間配当は2円増配の70円を予定です。財務内容は健全で自己資本比率は74.2%です。
GC示現し目標株価引上げ外国人持ち株比率高い
決算発表後の4週間、26週線がサポートし、5週線と26週線がゴールデンクロスを示現。6月3日付でSMBC日興証券が業績予想を上方修正。投資評価「1」を継続し目標株価を2750円から2880円に引き上げています。発行済み株式数は6120万株で浮動株は7.2%と少なく、日々の出来高が10万株前後と薄商いですが外国人持ち株比率が34.7%と高く、丹念に押し目を拾いジックリ値幅が狙える銘柄ではないかと考えております。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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