乱高下の末、小幅に反落
本日の東京株式市場は乱高下の末、日経平均は小幅に反落しました。
注目の6月CPIは予想を下回る
15日のNY市場では注目の6月消費者物価指数(CPI)が発表されました。変動の激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は0.2%上昇と市場予想(0.3%)を下回りましたが、関税の影響が大きい玩具や家電が大幅に上昇。一方で自動車価格の下落が大きく結果は予想を下回りました。
株式益利回りを債券利回り上回りNY株崩れる可能性
しかし、自動車をのぞいたコア財価格は0.55%もの上昇となっており、2021年11月以来の大幅上昇であり、債券市場では当面の利下げ期待が低下して、長期国債が売られました。10年債利回りは0.049%上昇し4.484%、30年債利回りも0.050%上昇し5.028%。こうなると、株式益利回りより債券利回りが上回る状況となりますので、今後、NY株式が崩れる可能性が出てきました。
日本の長期金利も上昇し住宅ローン金利引き上げへ
日本の長期金利も上昇しています。今朝の10年債利回りは1.595%まで上昇する場面がありました。今月末の水準がこのままだと、来月の住宅ローン固定金利は引き上げとなるでしょう。資金調達として社債を発行する企業や政府の利払いなども影響を受けますので、株式市場にとっては悪材料となります。
金利上昇も日米とも銀行株冴えず危険な兆候
そして日米ともに金利が上昇しているにも関わらず、両国の銀行株が冴えません。金利上昇に伴う利鞘拡大で、本来、上昇するものですが、真逆の反応をしています。これは危険な兆候ではないでしょうか。
参院選終盤情勢は自公過半数獲得が微妙と伝わる
さて、今朝の日経新聞が参院選の終盤情勢についての世論調査結果を載せていました。それによると、自民、公明両党は序盤よりも苦戦しており、非改選をあわせ過半数維持に必要な50議席の獲得が微妙な情勢だと伝えています。
与党大敗し過半数割れしたのは過去2回
過去、与党が大敗し過半数割れしたのは1989年7月23日の衆院選と、2007年7月29日の参院選の2回です。1989年はバブルの絶頂期でしたので参考になりません。因みに、選挙後の株価は上昇しつづけ年末大納会に歴史的大天井打ちとなりました。
選挙前までの堅調は同じで過半数割れの場合急落も
2007年の自公大敗後は株価が暴落しました。
白線が2007年7月末の位置です。選挙前までは堅調だったのは今回も同じであり、過半数割れの場合は急落もあり得ます。
関税問題重なり選挙結果出るまでは手だし無用
今回はこの選挙に加え、関税問題が重なりますので、選挙結果が出るまでは手だし無用で様子見がよろしいかと考えます。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp



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