売り先行も後場に入って急伸
本日の東京株式市場は売り先行スタートとなりましたが、後場に入って急伸。
石破内閣支持率大幅低下で退陣期待による上昇
時事通信が7月の世論調査の結果を発表し、石破内閣の支持率が前回調査から6.2%の大幅低下で20.8%と過去最低となったことが伝わりました。また、不支持率は6.6%の大幅増で55.0%に上り、政権発足後最も高くなりました。政党支持率では自民党が前月比2.5%減の16.4%、立憲民主が1.1%増の5.5%、参政党が2.2%増の4.7%で3位に上昇しています。この支持率発表直後から日経平均やTOPIXがグングン上昇したことで、どうも株式市場は退陣期待による上昇と反応したようです。
NY市場はパウエルFRB議長解任報道で乱高下
16日のNY市場ではパウエルFRB議長の解任報道で乱高下しました。ホワイトハウス報道官が「トランプ氏が近くパウエル氏を解任する可能性が高い」と報じられるとドルが売られ、ドル円相場では146.94円まで急激な円高が進みました。NYダウも一時265ドル安に沈み、アメリカ売りとなりましたが、その後、トランプ大統領が「可能性は非常に低い」と述べたことで巻き戻しが起こりました。相場操縦が繰り返し行われているような環境下で、投資家はトランプ政権に翻弄されています。
2007年参院選以来の40議席割れも
さて、参院選まで残すところあと3日。昨日は大阪・難波で石破首相の演説が行われたそうですが、可哀そうなくらい人が集まっていなかったとか。各都道府県連からお呼びがかからず、押しかけ演説が続いているとのことですが、これでは自公で過半数維持の50議席どころか、2007年の参院選以来の40議席割れもあるかもしれません。
参院選前に一旦ポジション軽く
2007年の参院選は、郵政造反組復党問題や年金問題、佐田玄一郎・柳澤伯夫・久間章生・松岡利勝・赤城徳彦ら相次ぐ閣僚の不祥事が重なったことを主要因として、自民党は改選議席64から37へと歴史的大敗を喫した選挙です。昨日の当欄で取り上げましたが、与党過半数割れで株価急落となったため、参院選前に一旦はポジションを軽くしておきたい局面です。
急落した場合に買いたい日清紡
ただ、もし急落した場合に買いたい銘柄が出てきました。日清紡<3105>です。四季報を見ていてアレっと思ったのですが、この会社って防衛関連銘柄なのです。
四季報の記載
四季報夏号には以下のような記載が。
【続 伸】期初に不動産売却。防災・防衛案件受注増え柱の無線・通信伸びる。ブレーキ、精密機器堅調。産機向けの在庫調整でマイクロデバイスの赤字長引くが営業益続伸。為替差益見込まず。税負担平準化。
【特 機】予算増で防衛省向けレーダー装置やメンテナンス用機材の受注拡大、電磁波など新領域も狙う。無線通信機器など米国向け輸出一部あるが関税直接影響軽微。
連結子会社JCRの社長あいさつ
これを見て、少し調べてみたところ、連結子会社にJCR特機株式会社というのがあることが分かりました。同社のHPの社長あいさつには以下のように書かれています。
「ジェイ・アール・シー特機株式会社は創業以来〝技術力を結集して、海上自衛隊の後方支援サービスを提供する〟ことを経営理念に掲げ、お客様とともに成長、発展してまいりました。当社の事業基盤は、海上自衛隊の艦船、航空機搭載電子機器、陸上装備電子機器および各種訓練装置の研究開発、設計、製造、保守整備等の造修業務です。年々厳しさを増す安全保障環境の中で、一年365日、24時間任務に邁進する海上自衛隊を支える縁の下の力持ちとして、後方支援業務を通じ、世界の安心、安全の一翼を担い、豊かな社会の実現に貢献してまいりました」
月足GC手前、割安で押し目拾い
日清紡の株価は昨年2月の1361円高値から今年4月に732.2円まで下落し、足元、930円台。既に13週線が26週線にゴールデンクロスしており、月足では6カ月線が12カ月線とのゴールデンクロス手前です。PERがわずか7.9倍、PBRが0.53倍で配当利回りが3.85%と割安な銘柄なので、押し目は少しずつ拾ってみても面白いのではないかと考えています。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


コメント