日経平均一時4万2000円台でTOPIXは最高値
先週の東京株式市場は大幅続伸し、日経平均は一時4万2000円台に乗せる場面がありました。一方、TOPIXは昨年7月高値を上回り、史上最高値を更新しました。
日米関税交渉合意で買い先行
週明けは参院選で与党が惨敗し、過半数を割り込みましたが、予想されたほどの大敗とならなかったことで静かな取引となりました。7月23日(火)の寄り付き前に、トランプ大統領が日米関税交渉が合意したことをSNSで表明。日本からの輸入品に一律で課す関税率を15%とするとしました。10%の基本関税を上回るものの、7月7日に通知された25%への関税引き上げが回避されたことで買い先行スタート。
自動車関税半減され買いに拍車
その後、さらに自動車関税は25%から12・5%に半減され、トランプ政権発足前から課されていた2.5%関税と合わせて15%と、相互関税率と同率となる見込みと伝わったことで買戻しに拍車が掛かりました。ただし、鉄鋼・アルミ製品は現行の50%が維持され、半導体や医薬品などには今後、品目別の関税が適用されると予想されます。
関税合意で物色の中心変わりTOPIX押し上げ
関税合意により物色の中心が変わりました。前週まで人気化していた半導体関連銘柄は値動きが止まり、変わって売り安心銘柄だった輸送用機器を中心とした割安銘柄にシフト。また、長期金利の上昇により金融セクターも加わったことで、TOPIXを押し上げる展開となりました。
PER上昇で上方修正相次ぐかに注目
さて、今週から第1四半期の決算発表が本格化していきます。先週の上昇により日経平均の株価収益率(PER)は16倍半ばへ上昇。足元の一株利益(EPS)は2500円近辺で推移しており、今後の決算発表でEPSが増加しないと割高水準となってしまいます。15%関税が決まったことで、会社計画の変更が相次ぐと思われますが、上方修正が相次ぐのかどうかに注目となります。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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