寄り付き直後にFRBクック理事の解任発表
本日の東京市場の寄り付き直後にトランプ米大統領がFRBのクック理事の解任を発表しました。理由は住宅ローンの不正申請疑惑ということです。大統領が理事を解任できるのは犯罪や重要な不正が発覚した場合に限られます。なので、法廷闘争に進む可能性が高いと思われます。クック氏の疑惑はトランプ氏に近い米連邦住宅金融庁(FHFA)のパルト局長が指摘したということで、2021年に離れた場所の2つの住宅を購入した際、投資用ではなく、どちらも居住用として優遇ローンを組んだことが不正にあたるというもののようです。
マーケットにFRBの独立性揺らぐとの懸念広がる
この解任発表によるマーケットの反応は、理事の解任でFRBの独立性が揺らぐとの懸念が広がり、長期や超長期の米国債に売りが持ち込まれ、ドルが売られる展開となりました。ドル円は今朝の147.71円から一時146.97円までドル安が進行しました。時間外取引の米10年債利回りは昨日終値の4.275%から4.296%に上昇。NYダウは昨日、4万5282ドルで取引を終えていましたが、先物は一時4万5131ドルまで下落しました。
日経平均は二段下げへ進行
日経平均はシカゴの先物にサヤ寄せする形で188円安でスタートしましたが、その後、670円安の4万2137円安値まで下げ幅を拡大する場面がありました。このことで8月19日の4万3876円以降は22日の4万2331円→25日の4万3201円→今朝の4万2137円と二段下げへと進行しており、一目均衡表の値幅論で計算した場合、V計算値では4万1461円、N計算値では4万1656円、E計算値では4万786円などが計算できます。
25日騰落レシオ100%程度に落ちてほしいところ
移動平均線では5週線が4万2200円近辺、25日線が4万1820円近辺、13週線が4万445円、75日線が3万9662円、26週線が3万8445円近辺に位置しています。一目均衡表では先週末に転換線を割り込んでいますので、下値支持線は4万1731円の基準線です。昨日段階で未だに25日騰落レシオは145.43%と過熱しているため、大きく深堀し100%程度に落ちてほしいところです。
平穏通過すればパウエル議長解任の可能性高まる
今回の解任に対し、各国マーケットは敏感に反応して下げて欲しい局面です。もし平穏に通過すれば、トランプ大統領が調子に乗ってパウエル議長の解任に動く可能性が高まるため、そうした蛮行をさせないためにも必要と感じます。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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