続落し530円安まで下落
本日の東京株式市場は続落しました。先週末のシカゴCMEの日経平均先物は大証終値比100円高で返ってきました。しかし、寄り付きの日経平均は94円安スタートで、その後、530円安まで下落する場面がありました。
インバウンド関連軟調で値下がり銘柄多数
8時50分に発表された7~9月期のGDPが6四半期ぶりにマイナス成長になったこと(年率1.8%減も民間予測の中心値は2.4%減だったので悪材料ではありません)、また、先週末ストップ安した半導体のキオクシア株が続落スタートしたことに反応したのだと思われます。また、中国問題でインバウンド関連銘柄が軟調に推移したことで、値下がり銘柄多数となりました。
強弱入り乱れ荒っぽい展開続く
ただ、キオクシア株は25日線接近から押し目買いが入り10%を超える上昇となったことで、アドバンテストやソフトバンクGなどが連れ高したことで日経平均は下げ幅を縮小しました。もっとも先週末で決算発表が一巡し、材料出尽くしという反応で、値下がり銘柄が1000近くあり、強弱入り乱れた形で荒っぽい展開が続いています。
今回も25日線が押し目ポイントとなるか
日経平均は25日線に接近してきました。トランプ関税による急落をボトムとした上昇相場では25日線近辺が押し目買い好機という流れを繰り返してきました。今回も同様の押し目ポイントとなるのか注目段階を迎えています。
エヌビディア決算は「大数の法則」巡る議論活発
さて、今週はなんといっても19日の米AI半導体の巨人であるエヌビディアの決算に世界の目が全集中となります。多くのアナリストが今回の決算も第2四半期のような驚異的な成長が続くと考えています。しかし、一方で投資家の間では「大数の法則」を巡る議論が活発のようです。
もはや3桁成長は難しいのではとの見方
それは巨大企業が高成長を永遠に保つのは不可能だという見方です。エヌビディアの26年度の売上高は前年度比60%近く増え、2000億ドル(約30兆円)の大台に乗せる見通しです。増収率は24年度に126%、25年度に114%に達していましたので、もはや3桁成長は難しいのではないかといった見方があり、大数の法則に従えば株価の先行きに不安だというのです。
成長鈍化の反動リスクに備える投資家増える
エヌビディアの時価総額は10月下旬に5兆ドル(約760兆円)企業になりましたが、AIブームのフォローの風に乗り、1兆ドルから5兆ドルへと5倍に膨らむのにわずか2年半ほどというもの凄いペースで膨らみました。そのため、市場予想に届かない成長鈍化が示された場合の反動リスクに備える投資家が増えているようで、19日の決算に世界の目が全集中となります。
経済指標発表も多く利下げ期待と景気後退の対決
また、経済指標の発表も多数予定されています。特に米国では政府封鎖が解除されたことで、未発表分の指標が順次発表されることになります。9月分の雇用統計は今週20日に発表予定も、10月分は集計されない模様。米国ではAI失業が加速しており、レイオフが過去5年で最悪レベルに落ち込んでおり、利下げ期待の株高に対し、景気後退を意識した株売りという対決に進むかもしれません。
決算と経済指標見守り今週は様子見姿勢
このような決算と経済指標の発表を見守り、今週は様子見姿勢が良いと思われます。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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