3日続落し25日線割り込む
本日の東京株式市場で日経平均は3日続落となりました。日経平均はこのところ25日移動平均線とボリンジャーバンドのプラス1σでのもみ合いとなっていました。
本日の下落で中心線である25日線を割り込んできました。5万1000円近辺で上値を7日間抑え込まれ、ここで25日線を割り込んだため、11月19日の4万8235円安値近辺まで下落する可能性が出てきました。
TOPIXは単なる押し目
一方、TOPIXは下げたといっても未だに5日線をキープしており、単なる押し目という解釈です。
153円前半まで円高が進行する可能性
ドル円が155円台割れとなってきており、本日、5日線が25日線を下回るデッドクロスとなってきました。一目均衡表でも転換線が基準線を下回るデッドクロスとなっており、ドル円は正念場を迎えています。現在、遅行スパンが日々線に接近しており、155円割れ近辺が押し目買いのポイントとして意識されるところですが、日々線の中に入り込む場合は153円前半まで円高が進行する可能性が高まります。
内需株物色鮮明となりTOPIX主導の年末相場
その場合は内需株中心の物色が鮮明となり、TOPIX主導の年末相場が展開されることになりそうです。
今晩の米雇用統計と消費者物価指数が大注目
いずれにしても今週は、日米でイベントが多い週です。まずは今晩の米雇用統計と11月の消費者物価指数が大注目。10月分の雇用統計は失業率は発表されませんが、非農業部門の就業者数が11月統計と合わせて発表になるということのようです。
就業者数減少傾向ならリセッション懸念で下落
ここで就業者数が市場予想を下回り減少傾向が確認された場合、0.25%利下げが行われた直後だけにマーケットが次を期待して上昇するというよりも、筆者はリセッション懸念で下落する確率が高いのではないかと思っています。
ナスダック指数は週足デッドクロス早期に
その兆候はナスダック総合指数に現れています。先週木曜日から3連敗したことで、ナスダック指数は25日線を割り込んできました。何よりも週足の形が悪化しており、15日段階では5週線を割り込んできており、13週線に接近してきました。現在、5週線が2万3093ポイントに、13週線が2万2957ポイントに位置していますが、仮に13週線を割り込む場合、週足のデッドクロスが早期に示現することになりましょう。
NYダウやS&P500にも大きな影響
現在、時価総額上位銘柄ではテスラとアルファベット以外の株価は崩れてきており、NYダウやS&P500にも大きな影響を齎すものと思われます。
日銀会合0.25%利上げは織り込み済み
そして週末の日銀会合へと続きます。今回の会合では0.25%利上げは確実な情勢でマーケットもそれに沿って動いてきました。しかし、長期債利回りは12月8日の1.970%で一旦ピークアウトしたようで、利上げを材料に物色されてきた銀行株でもメガバンクの三井住友FGと三菱UFJFGが本日、陰線包み足となったことで織り込み済みといった反応です。
材料出尽くでTOPIXも崩れる可能性
今回の次の利上げがいつにかるか現状ではつかめないための急反転ということでしょう。植田日銀総裁の会見がどのような形となるのかマーケットは固唾をのんで見守ることになりますが、事の次第によっては材料出尽くしとなって、TOPIXも崩れる可能性を考えておく必要はあるかと思います。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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