大幅続伸に5万円台回復
22日の東京株式市場は大幅続伸に日経平均は5万円台を回復しました。先週の本紙で「イベント通過で静かな取引か!?」としましたが、早速外れてしまいました。毎日の執筆を取引時間中に行うため、その後のイベントで急変することがあるため、このようなことは度々起こり、読者の皆様には申し訳ない限りです。
上昇継続の可能性高まる
さて、先週末の日銀会合で利上げが決まりましたが、午後3時半から約40分間行われた日銀総裁の会見内容が市場が考えるほどタカ派ではなかったことから急激な円安が進行。
また、19日のNY株式市場でAI半導体株が上昇したことを受け、本日の東京市場では値嵩半導体関連銘柄が買われており、指数を引っ張った格好で、その結果、日経平均は50日線や25日線を回復してきており、先週の下落が年末の節税対策売りによる下落として、上昇継続の可能性が高まったことになります。
TOPIXは再び最高値視野
一方、25日線割れを回避し、高値圏での値幅調整の範囲内で推移したTOPIXは再び最高値が視野に入ってきました。ただ、騰落を確認すると拮抗しており、全面高ではありません。崩れかかっていたナスダックがなんとか5週線割れを回避したことで、日経平均型に戻っただけであり、浮かれて飛びつく状況にはないものと思われます。
中小型株は買い残増えてない
ただし、今回の調整局面で人気株の値幅調整が行われました。ソフトバンクGや三菱重工などは下落過程でナンピン買いが入り買い残が急増したため、目先の底打ちからのリバウンド局面に入っても上値では戻り売りにより重たい展開が想像されますが、中小型株には買い残が意外に増えていない銘柄も散見され、そういった銘柄のほうが軽く上昇転換する可能性が高いものと思われます。
ソフトバンクGは買い残急増
ソフトバンクGの高値は10月29日の2万7695円で11月25日には1万5180円まで45%下落しましたが、10月31日時点の信用残は売り残431万株に対し買い残は599万株で貸借倍率は1.39倍でした。足元では売り残が211万株に半減する一方で買い残が1035万株に急増し貸借倍率は4.9倍と10月末比3.5倍となっています。
三菱重工はナンピン買い増が重石
また三菱重工の高値は11月4日の4699円で11月25日には3822円と18.6%下落しました。11月7日の売り残335万株に対し買い残は1881万株で貸借倍率5.64倍でしたが、足元では売り残が230万株に対し買い残が2493万株と貸借倍率10.82倍と倍増。急激に下落したことでナンピン買いが入り需給が悪化したことで、今後は戻り売り圧力により上値が抑えられる可能性が高いと考えられます。
日本製鋼の押し目は狙える
一方で例えば防衛関連銘柄の日本製鋼所(5631)などは10月29日の1万475円から、先週末に7245円まで30.8%下落しましたが、10月31日の信用残を確認すると、売り残37万株に対し買い残は82万株で貸借倍率2.22倍が足元では売り残23万株に対し買い残は99万株で貸借倍率は4.3倍に過ぎません。株価は19日に前日の陰線を陽線で包む陽線包み足となったことで底打ちが確認された形。本日は5%弱の上昇となっていますが、今後の押し目は狙えると考えております。
年明けから物色銘柄は変化
このように主力大型株の需給が非常に悪化しましたので、年明けから物色銘柄が変化する可能性が高く、需給要因を中心に銘柄選択していく必要がるのではないでしょうか。
日々勇太朗
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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