5日続落も長期金利低下押し目買い
本日の東京市場で日経平均は5日続落となりました。日経平均は一時5万2194円(前日比796円安)までありました。その後は長期金利が若干低下したことで押し目買いが入っています。足元の長期債利回りの上昇は少々異常な動きとなっています。
高市氏内閣総理大臣任命から10年債利回り上昇
高市氏が内閣総理大臣に任命されたのが昨年10月21日。この時の10年債利回りは1.64%でした。その後、責任ある積極財政を掲げて18.3兆円の補正予算を組んだのが11月28日。1.8%台だった長期金利は12月4日には1.9%台へ、12月19日には2.0%台へ。そして食料品を対象といて消費減税が衆院選公約となり2.3%台へと跳ね上がりました。
デンマーク年金基金が米国債投資から撤退
ダボス会議に出席しているベッセント米財務長官は、日本の金利上昇が米国債市場にも影響していることを認め、片山財務相と協議をしていることを表明しますが、一方で、トランプ大統領のグリーンランド領有要求や財政規律に対する懸念によりデンマークの年金基金が米国債投資から撤退する計画を発表。
債券市場から目離せず
昨日の米国市場は株安・債券安・ドル安のトリプル安となりました。急激ではないものの、欧州各国の国債市場も売られて金利が上昇しており、今後は債券市場の動きから目を離せない状況となってきました。
過去1年の東京市場25日騰落レシオ
以下のチャートは過去1年の東京市場の25日騰落レシオです。
140%でピークアウトした後は90%まで低下
概ね140%超でピークアウトした後は90%程度まで低下してボトムアウトを繰り返しています。今回は15日の144%でピークアウトした形です。となると今後は100%以下への日柄及び値幅調整へと進む可能性が高いということ。
株価上昇アノマリーは不発に終わる可能性
今週末の通常国会冒頭で解散総選挙へと進む予定ですが、解散から選挙前日までの株価上昇アノマリーは今回に限っては先に株高が進行してしまったこと、また、長期金利の上昇傾向や米欧関税問題の浮上などを考えると不発に終わる可能性もあることを考える必要があるかもしれません。
米国市場や仮想通貨の状況から意外な下落も
また、米国市場でのトリプル安は不気味です。米10年債利回りが4.3%乗せ、98台に売られてきたドルインデックスの下落傾向、そしてS&P500及びナスダック指数の13週線割れ、また流動性を見るうえで重要な仮想通貨が売られつつある状況を考えると意外な下落が待っているかもしれません。ポジションを出来るだけ整理しておきたいと筆者は考えております。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp



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