ドル安政策への転換か!?【転ばぬ先のテクニカル】

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「円高!」と騒ぐが実は「ドル安」進行

本日の東京株式市場は終盤に戻し小幅ながら続伸しました。ドル円が152円台へと円高が進行しています。ドル円の週足チャートを確認すると、26週線(152.56円)まで下げています。週足の一目均衡表でも転換線(152.47円)まで下げており、正念場を迎えています。マスコミは「円高!」と騒ぎますが、実は「ドル安」が進行しています。以下のチャートはドル・インデックスの過去5年間の週足チャートです。

ドル過去1年間で12.4%売られる

ドル・インデックスはユーロ(57.6%)や日本円(13.6%)、イギリスポンド(11.9%)、カナダドル(9.1%)、スウェーデンクローネ(4.2%)、スイスフラン(3.6%)の6通貨で構成されています。( )内の%は構成比率です。昨年の1月は109.6ポイントで取引されていましたが、現在は96ポイントで取引されており、ドルは過去1年間で12.4%売られているのです。トランプ大統領は昨日、ドルが約4年ぶりの安値水準に下落したことを懸念しているかとの質問に対し「いいや、素晴らしいと思う」とトランプ氏は発言。「ドルの価値を見て見れば、われわれがどれだけビジネスをしているかを見れば分かる。ドルは好調だ」と話しました。さらに、「私はただ、公正なこととして、自然な水準を見いだしてほしいだけだ」とも語りました。

重要な支持線割れるかどうかの瀬戸際

先週金曜日のNY連銀によるレートチェックにより、ドル円は約7円もの円高が進行しました。そして足元、26週線にタッチしてきました。昨年1月に150円割れで26週線をブレイクした時は、4月の139.80円まで円高が進行しました。一昨年7月の151円からも26週線ブレイクで9月に139.60円まで円高が進行しました。今まさにその重要な支持線を割れるかどうかの瀬戸際に追い込まれているということです。

米国がレートチェックに動いたことを重要視

日銀単独ならば、瞬間ドルが売られても、押し目買いが入り数週間で元に戻してきましたが、今回、NY連銀の空砲とはいえ、米国がレートチェックに動いたことが重要視されているようです。そしてこれを主導したのはベッセント財務長官と片山財務大臣ラインということでしょう。そこへ上記のトランプ発言から想像すると、米国は「ドル安政策」へと舵を切った可能性があるということです。

暫し様子見でドル円と25週線との関係を観察

今週の日本株は下げたとは言え、トレンドが崩れた訳ではありません。日経平均は25日線より2.3%程度上位で取引されており、TOPIXは0.2%程度と25日線に接近してきたものの、ここを押し目買いポイントと見なすことは可能でしょう。ただ、長期債利回りは高位で安定しており、低下気配が見えません。となると、株式投資に関しては暫し様子見に徹し、ドル円と25週線との関係を観察する必要がありそうです。

日々勇太朗

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp

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