半導体牽引する形で4週続伸し最高値更新
先週の東京株式市場は4週続伸となりました。26日早朝にエヌビディアの決算発表が行われ、市場予想を上回ったことで東京市場で半導体関連銘柄が牽引する形で日経平均が最高値を更新しました。また、このところ崩れていたソフトウエア株が反発したことも安心感を誘いました。
エヌビディアのファンCEOが興味深い話
26日にエヌビディアのファンCEOがCNBCに出演し、最近のAI・ソフトウェア銘柄への株式市場からの冷遇に対して興味深い話をされました。
「AIでソフトウェアは終わりではなく、むしろ次の成長フェーズに入った。市場は今、それを読み違えていると思う。最近ソフトウェア株が売られているが、正直言って、市場は勘違いしていると思う。AIが出てきたからって、ソフトウェア会社が要らなくなるわけじゃない。AIは「エージェント」です。自分で仕事をするけど、ツールを使う存在なのです。ブラウザがあるのに、わざわざ新しいブラウザ作るでしょうか?Excelがあるのに、また一から表計算を作るでしょうか?しないでしょう、それと同じです。SAPとかServiceNowとか、Cadence、Synopsysみたいなツールは、ちゃんと理由があって存在している。これからのAIエージェントは、それらを使い倒す側になるでしょう。しかもここが一番おもしろいとこで、エージェントが増えたら、ツールの利用は減るどころか増えるでしょう。私の会社には4万2千人の人間の社員がいますが、これからは何万、何十万いうデジタル社員(AI)が一緒に働くことになるでしょう。そうなると、使うソフトの数も爆増になります。ですから、“AIがSalesforceとかを潰すのではないか?”と懸念されていますが、そんなことにはなりません。むしろ、そういう会社こそAI分野に特化した、賢いエージェントを作るようになるでしょう。また、忘れてはいけないことは、システム・オブ・レコード(正本データ)です。最終的に情報を整理して、人間が理解できる形にする場所。これは今後もソフトウェアが真実の拠り所であり続ける理由です。例えるなら、将来ロボットが家に来ても、「新しい電子レンジ発明しよう」なんてことはしません。説明書を読んで、既存の電子レンジ使うだけです。AIも同じで、デジタルの工具を使うだけということです。最後に、AIは人間の仕事を奪うのではなくて、助ける存在です。エンジニアはもう延々コードを打つのではなく、「何をしたいか」、「どんな問題を解きたいか」を伝える側になる。コーディングはAIがやります。人間は発想と問題解決とイノベーションに集中できるということです。要するに、 AIでソフトウェアは終わるのではなく、むしろ次の成長フェーズに入ったということ。市場は今、それを読み違えていると思う」
いかがでしょう。とても面白い話ではないでしょうか。
指数だけ見れば強いが低迷し急落したセクター多々
さて、2月相場が終わりました。日経平均は3カ月続伸、TOPIXに至っては10カ月続伸です。指数だけ見ていれば非常に強い、何を買っても儲かる相場というイメージですが、個別に見ていくと低迷し急落したセクターは多々あり、難しい相場です。
上がる株があれば下がる株も
超優良株のNECなど、1月20日の6036円高値から2月24日には3606円とわずか1カ月で40%下落しました。昨年の後半相場を牽引したソフトバンクGも10月29日の6923.8円から1月21日の3730円まで46%下落しました。逆に半導体メモリーのキオクシアは昨年12月16日の8598円から2月13日には2万4420円と1.8倍に化けました。上がる株があれば下がる株もある、それが相場です。
3月は決算月だが位置高いだけに慎重に見ていく
3月相場はどういった動きになるのか?決算月となりますので、高配当利回り株の安い局面は拾っておきたい。株主優待も同時に欲しい。ただ、株価の位置が高いだけに慎重に見ていきましょう。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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