プットオプションの出来高急増は何を意味するのか【転ばぬ先のテクニカル】

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ドル全面安で厳しい環境

 昨日の日経平均は4日ぶりに反落となりました。NYダウは4日連騰で返ってきましたが、FOMC議事録では複数の理事が「今後の政策判断は慎重になる余地がある」と発言したことが分かりドルが他通貨に対して全面安となり、ドル円も107円台に突入したことから日本株には厳しい環境ということです。12月3日の2万2698円からは5波動の下落想定ですが、現在4波のリバウンドが継続しているのか、昨日の2万0494円で終了して最終5波に移行しているのかといったところです。

下落想定したヘッジ?

 ここでオプション市場において気になる動きが垣間見えます。2月限のプットオプションでは一昨日、日経平均が上昇する中、権利行使価格1万8500円と1万8000円の出来高が急増しました。そして昨日は更に下の1万5000円の出来高が急増。オプション市場では当然、合成ポジションや裁定が組まれているものと思われますが、ここでのプットオプションの動きからは先々5波動目の下落が起きた場合を想定したヘッジなどを事前に組み入れてきている可能性もありますので注意が必要です。

日々勇太朗

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