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東日本大震災から7年【星野三太郎の株街往来】
月日が流れるのは早いもので、2011年3月11日の東日本大震災から7年が経過した。震災当時も現在と同じように取材と原稿の執筆が主な仕事だが、3月のメジャーSQの金曜日に数時間後に迫った原稿の締め切りに追われていたのを覚えている。大阪市内の事務所でもかなりの揺れだったから、震源地の状況が想像を絶するものだったことは言うまでもない。
東日本大震災以前には阪神淡路大震災も経験しているが、震災後に建物の耐震基準が強化されたりしても、実際に地震が発生してみると地震の規模が想像以上だったりして、過去の教訓が生かされないケースも多い。スマホから緊急地震速報が鳴り響く実験もこの数年何度か行われているが、実際に地震が発生したとして、その速報を聞いて、どれだけ機敏に避難行動に移れるかは不安だ。地震予知の研究も年々進んでいるが、それを有効に活用するには課題も多い。ただ、自分自身でできることは、避難できたとして、周囲の人を一人でも助けることができるか。当然のことながら助け合いの精神は忘れてはならないと思う。
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