上昇には明確な円安トレンド入りが必要【225先物「ハチロク」の裏話】

225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞
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荒いSQ日

3月のSQ値は2万1575円45銭と2月SQ値から△385円で決まった。
 その後も「米朝首脳会談5月に」と伝わるとこの情報を好感し一時は約500円高となり25日移動平均線(2万1766円処)を抜いてきた。
しかし、1月23日の高値と2月27日の高値を結んだ上値抵抗ライン(9日時点2万1940円)で跳ね返され急激に値を消し上下に約400円程動く荒いSQ日となった。

個人投資家は6週連続で買い越し

 東証が発表した投資主体別売買動向によると2月の第4週は海外勢は8週連続で売り越し8週間の売り越し額は先物で5兆円、現物で2兆1000億円になったようである。
 一方、個人投資家は6週連続で買い越し同期間で買い越し額は1兆7000億円となっている。この期間は日経平均で711円(3.2%)下落しており下値を着実に買っているようである。
過去の例から見ると海外勢が8週連続で売り越してくると売りは峠を越えてきているが上値を買うのは外国人投資家しかいないのでその為には明確な円安トレンド入りが必要であろう。

「買いシグナル」が点灯

 チャート的には日足のMACDがシグナルを抜いてきており「買いシグナル」が点灯している。ボリンジャーバンドのバンド自体も収斂してきており日々の値動きもだんだん収まっていくように思われる。
 ストキャストのスローは29ポイント、RSIは41%と過熱感も割安感もない状態である。
上値をトライするにはまず終値で25日移動平均線を明確に抜いてくることが必要である。抜いてくることができれば3月1日に下落過程でできた窓(2万2068円~2万1901円)を埋めに行くと考えられる。

意外高後の急落には注意

 下値は上昇過程で開けた窓(2万1201円~2万1164円)埋めの21150円処と見る。今週も意外高後の急落があるかもしれないことに注意したい。
 今週のレンジは2万2100円から2万1100円を予想する。
表記は全て現物の数字であり先物は3月配当分約170円を引いて考慮して頂きたい。
(ハチロク)




相場見通し

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