大きな岐路に立つ自動車業界【星野三太郎の株街往来】

大証|企業速報 証券市場新聞
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ドブ板営業

 訪問営業はこの数年でかなり減った印象を持っていたが、先週末は久々にトヨタの営業マンがやってきた。インターフォン越しの会話では、「現在のお車は何年乗られていますか?」などの質問を受けたが、数年前に買い変えたばかりなのでと買い替えの予定はないと答えた。数百件訪問して1件でも興味を持ってもらえれば高額商品だけに、訪問営業の努力も報われる。業界トップのトヨタでもドブ板営業を行っているんだなと関心した。一方、近隣のショッピングモールで頻繁に展示しているのがホンダ。食品スーパー横の展示スペースには買い物に訪れた主婦がN-BOXを試乗する風景をよく見る。商品の質が良くてもそれを知ってもらうキッカケ作りが大事だ。

マイナスイメージが増すことを危惧

 これら訪問営業や展示スペースでは偶然ながら出会うことが無いのは日産自動車。ゴーン会長の逮捕劇が記憶に新しいが、世界で1万2500人以上の人員削減を打ち出したことで一般消費者的にはマイナスイメージが増すことを危惧する。電気自動車や自動運転を含めて変革の時を迎えており、どのメーカーも戦略間違えれば、状況は一変してしまう。あらゆる面で自動車メーカーは大きな岐路に立たされていると思う。

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