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「いきなり!ステーキ」赤字の衝撃
第2四半期決算発表が一巡した。半導体セクターでは下方修正が発表されても今後の回復期待から翌日には売り一巡後から戻す銘柄が多かったが、身近な外食で衝撃的だったのは19年12月期通期の連結営業損益予想を7億3100万円の赤字へ大幅下方修正、翌日に急落したのが「いきなり!ステーキ」を展開するペッパーフードサービス(3053)だ。
リピーターを呼び込むには?
新規開店時には満員だった店内も空席が目立つ状況を見ると経営は苦しいだろうなという印象を持っていたが、過剰出店が追い打ちをかけて想像以上の決算悪だった。千葉に住む知人が数年前に試食会に招かれて「素晴らしい肉質だよ」と連絡を貰ったのを思い出した。その時に筆者は「それほどの味なら実際に客として通うかい?」と聞いたところ「立ち食いはそば屋だけでいいよ」との返事だった。従来にはない新規性よりは、味は当然ながらも地味ながらもくつろげる空間と値頃感がリピーターを呼び込むうえで必要かと感じた。
SNS全盛の現在では評判が悪ければ一気に広まってしまうだけに、急がずに経営再建に取り組んでほしい。
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