三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が前日比3%超下落しているほか、三井住友フィナンシャルグループ(8316)などメガバンクをはじめ銀行株の下げが目立つ。来週の日銀金融政策決定会合で、マイナス金利の深堀りが金融政策の軸になると報じられたことで、収益悪化を警戒した売りに押された。
ただ、超長期の国債利回りが大幅に低下するなどの副作用を抑えるため、国債購入では長期と短期の金利差を広げるように促すとも伝えており、超長期債の運用比率が高い生損保各社の収益にはプラス働くとの見方から、第一生命保険(8750)やT&Dホールディングス(8795)などは買われた。
証券市場新聞