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手がかり材料難で小幅反落
8日午前の東京市場は小幅に反落しました。日経平均は21円安です。前日の米株市場はまちまちで、手がかり材料難のなか、新型コロナ感染再拡大が警戒され、主力株を中心に売りが広がりました。時間外の米株価指数先物は高いものの、中国株安や円が強含んでいることも重しになり、朝方は200円超に下げ幅を広げています。ただ、ファーストリテや半導体関連など指数採用の値嵩株が押し目買いに切り返し、大引けにかけ下げ渋りました。
9割近くが値下がりも底堅さは意識
月末から始まる決算を前に買いポジションを引き下げる動きが上値を抑え、東証1部の値下がり銘柄数は1883と全体の9割近くを占めましたが、個別にも底堅さは意識されました。もっとも、リバランス中心の売買でバリュー、グロースといった物色の流れも見られず、方向感なく狭いレンジでもみ合っており、まずはあすのオプションSQを通過してからの状況を見てからスタンスを決めたいと思います。
東映アニメが上げ幅広げる
推奨銘柄も上げ一服となりましたが、ダイセキ<9793>やDOWA<5714>、アサヒHD<5857>、リバーHD<5690>の市況関連を中心におおむね底堅く推移しており、後場に入ると東映アニメ<4816>が上げ幅を広げ、田中化研<4080>やカプコン<9697>が上げに転じました。前場は売り買いとも見送りましたが、後場はオムロン<6645>に追撃買いを入れています。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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