ETFの換金売りに注意【225先物「ハチロク」の裏話】

ハチロク225先物OP|証券市場新聞

 

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積極的に日本株を買わない理由

先週の日経平均は前週比末約282円安となり週足では陰線となった。
先週はS&P500指数やナスダック指数が最高値を更新するなど海外環境は良かったが日本株は買いが続かず上値の重い展開であった。
ワクチン接種は進むものの東京で再び新規感染者数が増加しているのも海外投資家が積極的に日本株を買わない理由であろう。

首相のリーダーシップの無さに海外投資家は失望

更にワクチン接種にしても職域接種を強く進めておきながら今度はワクチンが足りないから新規の申し込みは停止するとか自治体に配布する量を従来の半分にするとか政府のやっていることが場当たり過ぎて信用を失っているのも影響しているのかもしれない。
今更ではあるが安倍前首相に比べて菅首相のリーダーシップの無さに海外投資家は失望しているのだろう。

下がれば買うけど戻りは売る

海外マーケットが好調の割に東証1部の売買代金が2兆円を割る日が多くなってきているのはこの状態でのオリンピック開催は近年稀に見る「失敗」に終わる可能性が出てきているため、日本株に対しては様子見を決め込んでいるようだ。
「下がれば買うけど戻りは売る」というスタンスが続きそうである。

約8000億円の売り

今週は8日、9日がETFの分配基準日になる。分配金捻出のための売りは先物、現物合わせて約8000億円の売りが出ると予想されておりこの売りに合わせて仕掛け的な売りが入ってくることも予想されるので注意が必要である。
商いが薄い状態で週末には7月限のSQ値算出日を迎える。相場を大きく動かしやすい週でもあるので週後半の動きには注意したい。
例年であればその翌週からは相場はじり高しているので突っ込んだところは買いで対処したい。

上値は重たそう

チャート的には13週移動平均線(2万8992円処)を明確に抜けずにいる。26週線(2万9021円処)ともデッドクロス状態であり上値は重たそうである。
さらに、25日移動平均線(2万8924円処)もこの水準に位置するため29000円台回復には時間がかかりそうである。金曜日には転換線(2万8834円処)も割れて引けており売り圧力は強まろう。

週後半の動きに注意

一方、売られても28500円処では買いが入ってきているようで下値も固そうである。雲の下限(2万8552円処)を割れてくると調整局面は長引きそうである。
今週は2万8300円から2万9100円を想定。念押しだが、週後半の動きに注意したい。

(ハチロク)

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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