TOPIXも調整入り【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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週末に向けポジション調整

いよいよ今週から東京五輪が開催となります。週末4連休となるために今週の株式市場の立ち合いは3日間となります。足元で新型コロナ感染者が世界的に増加傾向にあるために、海外市場が弱含む傾向となっており、週末に向けてポジション調整の売りが出やすい3日間ではないかと思います。

五輪開催で政治リスクも

東京五輪の開催に関しては未だに賛否両論で開催を危惧する意見も多々報じられています。マスコミが煽っている部分もあるようで、東京の感染者が5日連続で1000人超となっていることもあり、東京五輪の開催を推し進める菅政権の支持率も過去最低水準まで低下して政治リスクも高まっています。

テレビ視聴で感染者急減?

ただ、始まってしまえばマスコミは東京五輪報道に傾くでしょうし、仮に日本選手の目覚ましい活躍が見られるならば、テレビ視聴により外出が減り、感染者が急減なんてこともあるのではないでしょうか。やるからには「コロナ禍でも良くやった」と後に語られるような運営結果となって欲しいものです。

TOPIX主要移動平均線割り込む

さて、昨日の東京株式市場は4日続落となりました。日経平均に続いてTOPIXが主要な移動平均線を割り込みだしてきました。現在、TOPIXの5週、13週、26週移動平均線は1930ポイント近辺に収斂しており、昨日はそれらを一気に割り込んでしまいました。

絶対期日前に前倒しで売り

先日からお伝えしておりますように、信用取引の買い残が積み上がってきており、需給が非常に悪化しておりますので、お盆の絶対期日を前に前倒しで売りが出てきているのかもしれません。

第1四半期決算発表が本格化

今週から第1四半期の決算発表が本格化します。21日(水)の日本電産、東京製鉄が注目されるところです。米国市場では20日(火)にネットフリックス、21日(水)にマイクロソフト、22日(木)にインテル、ツイッター、23日(金)にアメリカン・エキスプレスなどが予定されています。

米住宅関連指標に注目

経済指標では20日に米6月住宅着工件数、22日に米6月中古住宅販売件数と住宅関連指標が注目です。アメリカは住宅価格が足元で急騰しており、FRBや財務省でもインフレを計るうえで注目されています。

ECB理事会はガイダンス修正

また、22日にはECB定例理事会が開催されます。ECBはこの会合で超緩和策を据え置く見通しですが、同時に、金利を含めた主要手段を巡るフォワードガイダンスを修正する予定ですが、ガイダンスに対し意見が対立しているといった報道もあり、内容に注目が集まります。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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