TOBの増加【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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反発も上値を買うには至らず

昨日の東京株式市場は4日ぶりに反発しました。シカゴ日経225先物が205円高で帰ってきたことで買い先行スタートとなりました。しかし一昨日の急落で信用顧客の追証が大量に発生したと伝わっており、戻り売りを浴びて9時19分には2万7594円まで売り込まれました。買い方の追証絡みの投げが一巡すると需給が若干改善。その後は徐々に値を取り戻し2万8106円まで上昇しましたが、更に上値を買うまでには至らず終り値は2万8000円割れで取引を終えました。

パウエル手のひら返しも売られ過ぎ

南アフリカの変異株に関しては、様々な情報が錯そうしていますが、現地の感染者は症状が無症状か軽症であり、マーケットが心配するほどのことでは今のところないようです。一方で昨日の米国議会でパウエルFRB議長が議会証言しましたが、「資産購入を数カ月早く終了することを検討するのが適切だ」と表明しました。パウエル議長の思わぬ手のひら返しにより市場が驚いたのも無理はありません。ただ、東京市場は25日騰落レシオが71.5%まで低下していたこともあり、流石に売られ過ぎということで押し目買いが入りだしました。

親子上場銘柄のTOB目立つ

ところで商船三井がダイビルと宇徳にTOBを発表しました。先月半ばには凸版印刷がトッパン・フォームズへのTOBを発表。ここにきて親子上場銘柄のTOBが目立ってきました。これは来年4月の東証市場改革が絡んでいます。現在東証一部の子会社は浮動株比率が低い場合、プライム市場に移行できず、スタンダード市場を選択するか親会社によりTOBで完全子会社化するかという流れが見えます。大阪製鐵(5449)やコジマ(7513)、キヤノン電子(7739)などなどTOBされる可能性があり注目です。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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