通期決算発表がスタート【話題のテーマと狙える銘柄】

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小売りセクターが多く占める2月期

名実ともに新年度に入り2月期企業から通期決算発表がスタートした。小売りセクターが多く占める2月期企業はこの数年、新型コロナ感染拡大の影響を受けてきた。感染拡大がピークアウトする中で23年2月期は回復が期待されているが、今年に入っては、ロシアによるウクライナ侵略で、原油などの資源を含めてあらゆるコモディティー価格が上昇している。このような状況下、コスト増を吸収してどのようにして利益拡大を図るのかが、最大の注目点となりそうだ。

イオンは利益予想を下方修正

既に小売り大手では1日付でイオン(8267)が22年2月期予想を連結営業利益で2000億円~2200億円から1730億円(同14.9%増)へ利益予想を下方修正している。2000億円程度のアナリストコンセンサスを大きく下回る内容だが、原料高から食品などの値上げが進むなかで、今後も消費の回復が進まないとの懸念が高まっている。

11日以降は百貨店各社が決算発表

そのような中で11日は高島屋(8233)、12日にJ・フロントリテイリング(3086)や近鉄百貨店(8244)など百貨店各社が決算発表を迎える。高島屋は、第3四半期に7四半期振りの黒字に転換した。今期予想がある程度、安心感のある内容なら多の小売りセクターにも安心感が高まろう。

東宝は「呪術廻戦」が大ヒット

小売り以外では、12日発表の東宝(9602)は昨年12月公開の「呪術廻戦」が興収120億円超えの大ヒットとなったが、今後も新海誠監督の最新作や「シン・ウルトラマン」など期待作が多数控えており、時期も好調な予想を打ち出す期待が高い。12日発表のMORESCO(5018)は自動車向けなど特殊潤滑油、合成潤滑油を手がけているが、原油価格高止まりでも販価転嫁が進展している。HD表面潤滑剤がデータセンター用が需要増加傾向にあり、次期予想に注目したい。

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