見直せる好決算銘柄【話題のテーマと狙える銘柄】

話題のテーマと狙える銘柄|企業 証券市場新聞
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市場予想を上回った銘柄を中心にピックアップ

主要企業の3月期決算発表がほぼ一巡した。23年3月期予想については、発表前はロシアのウクライナへの侵略などの影響が懸念され、控えめな内容を発表する企業が多くなると懸念されていた。しかしながら、ふたを開けてみれば原料高など不安要素があるものの、ポジティブな予想が多くなっている。好決算ながらもニューヨーク市場急落による地合い悪で正当に評価されなかった銘柄は地合い好転時には大きく見直される公算が高く、市場予想を上回った銘柄を中心にピックアップした。

日特殊陶は23年3月期は27.1%営業増益予想

日本特殊陶業(5334)23年3月期は営業利益で前期比27.1%増の960億円と大幅な増益を計画。アフターマーケット向けプラグに加えてOEMも回復基調。

富士電機は上振れ期待

富士電機(6504)23年3月期は営業利益で前期比9.6%増の820億円を予想。パワー半導体の受注はEV向けを中心に旺盛で、1ドル120円の前提為替レートからも上振れの可能性大。

アルプスアルパインは次世代のモビリティ注力

アルプスアルパイン(6770)23年3月期は営業利益で前期比34.9%増の475億円と大幅な増益を計画。センサや通信モジュールなどのデバイス製品ではCASEなど次世代のモビリティを始め、産業機器やIoT関連含めて注力していく。

大型案件拡大のTOA

TOA(6809)23年3月期は営業利益で前期比34.3%増の29億円と大幅な増益を計画。台湾では大型スポーツ施設向けなどへ納入が進むなど海外で大型案件が拡大している。

新光電工は増産効果に期待

新光電気工業(6967)23年3月期は営業利益で前期比19.1%増の850億円と2ケタ増益を予想。旺盛な需要が続くフリップチップタイプパッケージについては、高丘工場(長野県中野市)等において大型設備投資による新ラインなどにより増産を図る。

 

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