6月相場上々スタート【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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26週上に進み一目均衡月足転換線上回る

昨日の東京株式市場は反発しました。米ウォール・ストリート・ジャーナルが、サウジアラビアを含む一部のOPEC加盟国が「今後数カ月のうちに増産計画を検討する」と報じたことで原油先物が一転115ドル台に急落。時間外取引のNYダウ先物が上昇したことから東京市場も寄り付きから買い先行スタートとなりました。日経平均は26週移動平均線上に進み、一目均衡表の月足転換線を上回ってきました。上々の6月相場のスタートです。

基本強気も問題はNYダウ

問題はNYダウです。昨日は7日ぶりに一服となりました。6連騰で1959ドル上昇したことで当然の利食いであり、日足は5日線と25日線がゴールデンクロスしましたので、移動平均線からはこの押し目は買いと判断されます。しかし、一目均衡表を見ると日足では遅行スパンが日々線に接近、週足では雲下限や転換線、そして遅行スパンが雲上限に接近し、この上は相当に重い位置関係だということに気づきます。基本的に筆者は現在強気で相場を見ていますが、もし崩されるとするならばNYダウの位置関係となりそうなので注視せねばなりません。

アルプスアル1694円まで粘る

個別ではようやくアルプスアルパイン<6770>が新値更新となりました。昨年12月安値(980円)、本年2月高値(1337円)、3月安値(1014円)から計算できるV計算値が1660円、E計算値が1694円近辺まで粘りたいところです。半分利食いとしたスノーピーク<7816>は昨日から第1次規制となりましたが、意外なことに反落となりましたので、再度押し目買い目線で見ていきたい局面です。青山商事<8219>や東宝<9602>は順調ですので、このまま推移を見守りましょう。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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