日経平均トウバの陰線【転ばぬ先のテクニカル】

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4週続伸も週末大幅安で2万8000円割れ

先週の東京株式市場は4週続伸となりましたが、日経平均の週足ローソク足はトウバの陰線形成。9日に一時2万8389円高値まであり3月高値を更新しましたが、ECB理事会でタカ派の政策運営が決定され、週末は大幅安で2万8000円台を割り込みました。

SQ値否定する上昇ないと調整

高値圏でのトウバは相場の上げ止まりを示唆します。日足は9日に上髭の陽線形成から10日は窓空けの放れの陰線形成となり、今週は押し目形成の調整週となりそうです。メジャーSQ値は2万8122円81銭で着地しましたが、この日の高値は2万8044円45銭であり「幻のSQ値」となりました。今後はこの幻のSQ値を否定する上昇がないと調整下落が余儀なくされるものと思われます。

NY週足雲下限に抑えられ25日線割れ

NY市場は9日に主要3指数が急落し、揃って25日線を割り込みました。日経平均は先週一時200日線を突破する戻り相場となりましたが、NY主要3指数は200日線や75日線どころか50日線をも上回ることが出来ませんでした。一目均衡表では日経平均やTOPIXは三役好転して上昇してきましたが、NY主要3指数は好転できずに週足の雲下限に上値を抑えられました。

NY主要3指数は二番底形成へ

今年1月大発会を100とする比較チャートを見ると、TOPIXは97.5、日経平均は96.6なのに対し、NYダウは88.2、S&P500は83.7、ナスダックに至っては74.2です(NYは6月9日引け段階)。いかにNY市場が弱いかが分かります。25日線や一目均衡表の基準線を主要3指数は割り込んできたために、今週は5月安値に対する二番底形成へと向かう可能性があります。

主要3指数連動投信は買い場も

ただしNY市場には面白いアノマリーがあり、毎年6月26日~7月15日の期間に大幅高することが繰り返されています。この黄金期間前に向けて安値形成するならば主要3指数に連動する上場投信の買い場を迎えるかもしれません。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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