今後の売買代金に注目【転ばぬ先のテクニカル】

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欧州市場堅調で大幅反発

昨日の東京株式市場は大幅反発となりました。20日のNY市場は祝日のため休場でしたが、欧州市場は堅調推移でした。大阪取引所の夜間取引の日経平均先物は210円高の2万5990円で取引を終了。寄り付きは買い戻し主体に2万6070円でスタートし、その後、更に上値追いとなりました。

20日の225先物は±0まで戻す

昨日の当欄では、資源株や総合重機株の急落が目立ったことから、ひょっとするとウクライナの停戦が近いのではないかとお伝えしました。20日の日経平均は一時443円安まであり、大引けは191円安で取引を終えました。ところが日経225先物は前日比±0まで戻していました。

投げ売り一巡で需給が改善

どうもどこかのヘッジファンドが運用成績悪化によるファンド閉鎖に伴う保有株式の投げ売りだったのかもしれません。ヘッジファンドはこの半年間の債券利回りの急上昇(債券価格の急落)により厳しい運用環境に晒されています。相場は投げ売り一巡で需給が改善したことによる上昇と捉えることができそうです。

当面の上値は25日移動平均線近辺

さて、日経平均、TOPIXともに5日移動平均線を回復しました。日足陽線形成による5日線ブレイクしたことで、ここよりリバウンド相場への扉が開きました。その場合、当面の上値は日経平均で2万7000円近辺に走る25日移動平均線近辺ではないでしょうか。

売買代金は2兆6190億円程度

ただし、NY市場休場により海外勢のフォローが限られたこともありますが、475円高の割には売買代金は2兆6190億円程度です。6月9日の高値時はその日の動きをみて10日の当欄では売買代金が活況の目安の3兆円を超えてきた一方で、日中の値幅が縮小傾向となったことから「上値が重たくなってきたのか、エネルギーをためこんでいるのかどちらかなのでしょう」としましたが、やはり上値が重く、高値圏でのトウバ足形成翌日に下放れの陰線で崩れていきました。

ダマシの可能性も

今回はこの逆で値幅は出てきましたが、売買代金が縮小しておりダマシの可能性もあるということです。本日以降の売買代金に注目していく必要がありそうです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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