半値戻し【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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4日続伸も2万7000円近辺では戻り売り

昨日の東京株式市場は4日続伸となりました。日経平均は2週間ぶりに2万7000円台を回復しました。ただ、大台回復後はマイナス圏まで下落するなど2万7000円近辺では戻り売りが出てくることが分かりました。

直近下落に対する半値戻し水準

この位置は直近下落に対する半値戻し水準です。6月9日高値の2万8389円から20日には2万5520円まで2869円急落しましたが、その半値戻しが2万6955円であり、更に25日線が2万6975円、一目均衡表の基準線が2万6955円に位置しているために、ここでは売りが持ち込まれやすい水準ということです。

「半値戻しは全値戻し」の格言に二つの意味

相場格言に「半値戻しは全値戻し」というものがあります。この格言には二つの意味があると思っています。一つは、株価がなんらかの要因で急落しても、その下落幅の半値を取り戻す力があれば、いずれは元の水準まで戻る勢いがあるというもの。そしてもう一つは、半値戻しは一時的な反発に過ぎず、半値戻しが戻りの目途や戻り売りのタイミングになるというものです。

ハイテク株需給改善から動き出すか

足元の反発は出来高、売買代金が膨らまず勢いが見られません。となると現状は自律反発に過ぎず、指数系の投資に関しては一旦売り場を迎えている可能性があります。目を向けるべきは個別銘柄ではないでしょうか。明日以降、ハイテク株を中心に信用高値期日到来銘柄が山積します。これらが需給改善から動き出すかどうかを見ています。

短期決戦でワイエイシイHD

短期決戦ではワイエイシイHD<6298>に注目します。各種自動化機器を取り扱う中堅メーカーです。メカトロ、ディスプレイ、半導体製造装置など関連機器が主力ですが、資源量がほぼ無尽蔵とされるマグネシウム電池の開発にも成功しています。昨日は「アルツハイマー型認知症早期発見装置」がアルツハイマー型認知症の疾病マーカーの1つである血中アミロイドβ40の測定に成功したと発表したことで動き出しました。

上方修正期待で高値奪回へ

今期営業益は前期比92%増と大幅な増益を見込んでおり、1Q(4~6月)をめどに、前述のマグネシウム電池量産化も開始する計画であり、更なる上方修正も期待できそうです。株価は5月13日に発表した今期の見通しが好感されて、5月30日に1949円まで買い進まれました。その後、1540円までの調整を経て昨日は25日線を回復してきました。一目均衡表でも基準線を抜け出しつつあり、高値奪回期待です。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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