個別に動きのいい銘柄を狙う【正直じいさんの株で大判小判】

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞
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中盤以降大幅安で2万6000円割り込む

前週の東京市場は反落、週間で556円下落しました。前半は堅調で28日には終値で2万7000円を上回っています。ただ、急ピッチの利上げに伴う景気減速懸念から米国株の動きが鈍く、中盤以降の3日間は大幅に続落、逆にあっさりと2万6000円を割り込んでしまいました。猛暑による電力需給ひっ迫を手掛りに電力株や再生エネ、省エネ関連をはじめ内需株を中心に個別物色が活発でしたが、成長鈍化観測や台湾TSMC株急落を受けて半導体が下値を探り、石油関連やサハリン2で悪材料が出た大手商社も下落しています。週央にかけ人気を集めていた材料株や直近IPOも週末には急落する銘柄が目立ちました。

週を通じて上値の重い展開

週明けは今晩に発表される米ISM製造業景況指数を受けた米国株の動向に振らされる可能性があり、下値への警戒は解けません。さらに、週末8日はオプションSQでETF分配金ねん出売り需要も発生、引け後には米6月雇用統計の発表を控えています。週末に重要イベントが集中することから週を通じて上値の重い展開が予想され、まずは6月20日安値2万5520円を維持できるかを見守りながら、個別に動きのいい銘柄を狙う考えです。

花咲 翁

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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