10月に大底か!!【潮流】岡山 憲史

潮流|株式市場新聞
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新しい常識が摸索され始める

今年はプーチン大統領によるウクライナへの軍事侵攻や安倍元総理の暗殺という考えもしなかった大事件が起こった。
2022年の干支は壬寅(みずのえとら)で、常識が覆される年といわれるが、まさにその通りの出来事と動きとなっている。今までの常識が覆され、時代にあった新しい常識が摸索され始める1年になるという。

寅千里を走る

株式市場は、市場参加者の迷いや葛藤が入り乱れ、ボラティリティ(変動率)の高い大揺れの展開になるというが、その通りの動きとなっている。
寅の相場格言は「寅千里を走る」といわれるが往来相場が少なくない。また、圧倒的に負け越しが多い。過去6回の勝敗は、1勝5敗で十二支中最下位だ。下落の要因は戦争、国外の危機、国のトップ辞任、銀行の国有化などがきっかけとなっている。また、年後半で10月のボトムが多いことは注目すべき。

外人は6月終わり頃から先物を買戻し

日経平均は2万7800円台まで上昇した。これは外国人投資家(ヘッジファンドやCTA)が売っていた先物を買いに転じたからだ。6月第3週(13日~17日)の先物(日経平均先物、TOPIX先物、ミニ日経平均先物、ミニTOPIX先物の合計)は9115億円売り越し。現物株(東証・名証の合計)との合算では1兆7160億円売り越しだった。しかし、一転して6月終わり頃から先物を買戻しに転じた。

幅の広いボックス相場

6月第5週(27日~1日)から7月第1週(4~8日)の先物は8526億円買い越し。7月第1週だけで、現物株と先物の合算で1兆1850億円の買い越しだった。日経平均は1月の初値が2万9098円、3月9日には安値2万4681円まで急落。3月25日には2万8338円まで戻した。その後は2万5000円台から2万8000円台の幅の広いボックス相場となっている。

食材の供給正常化が必要

株式市場が急落している最大の要因は過熱しているインフレだ。エネルギーと食料品材料の高騰がインフレを引き起こしている。インフレ沈静化を図るために欧米は大幅な利上げを余儀なくされている。利上げは景気減速とリセッション(景気後退)につながる。つまり、景気回復には原油などエネルギーと穀物など食材の供給が正常化に向うことが必要だ。その鍵はロシアとウクライナのどちらかが勝利することだ。

潮流銘柄は?

潮流銘柄はバーチャレクス・ホールディングス(6193)、サイバネットシステム(4312)、パーソルホールディングス(2181)。

7月25日付「潮流」3銘柄の解説|岡山 憲史【株式投資テレビ】も併せてご視聴ください。

岡山 憲史(株式会社マーケットバンク 代表取締役)プロフィール

マーケットバンクは1999年12月8日の設立から投資支援システムの開発・販売、金融情報サービス、投資売買助言、運用コンサル等を行っている。
2002年には画期的なペアトレード「ハイブリッドシステム」を開発。NHK番組「経済最前線」で紹介される。
2006年にテクニカル分析システム「マーケットルーラー」を開発。2007年にはテクニカル応用ツール「窓チャートシステム」を開発。2つの投資分析システムは全国の投資ソフト450本の中で共に人気ランキング1位となり、高い評価を得る。また、日経225先物運用システムを開発し、実践に活かしている。

代表の岡山憲史氏は1999年2月 日本初の資産運用コンテスト「第一回S1グランプリ」にて1万人超の参加者の中から優勝。
このコンテストはスカイパーフェクTVの資産運用情報番組「インベステーション」が主催。ゴールドマン・サックス投信、クレディスイス投信、野村アセットマネジメント投信などの協賛を得て行われたもので、プロの運用担当者などを含む1万人超の参加者を集めて実施。コンテストの開催時期(98年11月16日~99年2月15日)で、1億円の資金を1億3112万円(運用期間年利回り124%)に増やすという高成績をあげ、文句なしの優勝を果たす。
第二回大会においても、2カ月間で1億円の資金を2億1600万円に倍増させ、6位入賞。
2002年 1月 NHK番組「経済最前線」にて独自の投資支援システムが紹介される。
2005年12月 TBS番組「筑紫哲也のNEWS23」にて勝ち組企業として紹介される。
2017年 1月 夕刊フジ主催の「株-1グランプリ」において優勝。
2020年 1月 夕刊フジ「激闘!!株-1(カブワン)グランプリ」で優勝。
2022年 1月 夕刊フジ主催「株-1グランプリ」で優勝。
株式市場新聞、週刊ポスト、週刊現代、フライデー、月刊カレント等を執筆。
個人投資家に投資情報や個別銘柄、日経225先物の助言業務を行っている。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp




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