荒川化学工業（４９６８）の２３年３月期第1四半期の連結決算は、売上高２１１億６１００万円（前年同期比７．７％増）、営業利益５億７１００万円（同６６．４％減）で着地した。
印刷インキ用樹脂や塗料用樹脂、精密研磨剤や紙おむつ向け接着剤、電子材料用配合製品の販売が堅調に推移、ベトナムで紙力増強剤の生産を開始したことから売上高は伸びた。ただ、ロジンや石化原料などの原材料価格の大幅な上昇、特に欧州における天然ガスの高騰が収益を圧迫した。
通期は売上高９００億円（前期比１１．８％増）、営業利益１６億円（同５１．６％減）と従来予想を据え置いた。配当は第２四半期末、期末各々２４円、年間４８円を継続する。
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