2銘柄に足を引っ張られた1日【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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東エレクとSBGで指数230円押し下げ

昨日の東京株式市場は反落しました。前日の引け後に、日経平均採用銘柄の東京エレクトロンの決算が発表されましたが、中国のロックダウンで半導体製造装置の出荷に遅れが生じ、7~9月に売上計上がずれ込む「期ずれ」が生じたことで第1四半期の営業利益が前年同期比12%減となったことから、同社株が8%を越える急落となっており、日経平均を150円近く押し下げました。また、同様にSBGが発表した決算も3兆1000億円もの赤字で着地し、同社株が7%程度下落していることから日経平均を80円程度押し下げました。両社の急落で230円安ですので、昨日の反落は仕方ないところでしょう。

戻り天井ではなく上げ相場の小休止

さて、日経平均は6月9日に2万8389円の戻り高値をつけた翌日から日足三空形成の下放れとなり、6月20日に2万5520円で底打ち後、ジリジリと戻り相場に移りました。そして前日2万8249円まで上昇したことで日足の窓を全て埋め、終値ベースで戻り高値を更新しました。昨日は窓埋め完了による達成感から利食いが出ているとも解釈できます。ただ、戻り高値を更新したということは、戻り売りをこなして辿り着いたということなので、戻り天井ではなく、上げ相場の小休止であると考えられます。

押し目は買いのチャンス

現在、25日線が2万7334円に位置しており、日々60円程度上げています。一方、200日線は現在2万7556円に位置しており、ほぼ横ばい推移となっています。その差は222円ですので、このまま波乱なく推移すれば4日後にはゴールデンクロスとなります。となるとこの押し目は買いのチャンスという見方が出来るでしょう。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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